注目新刊:クラストル『国家をもたぬよう社会は努めてきた』洛北出版、ほか
『国家をもたぬよう社会は努めてきた――クラストルは語る』ピエール・クラストル著、酒井隆史訳、洛北出版、2021年10月、本体2,600円、四六判並製272頁、ISBN978-4-903127-32-3 ★洛北出版さんの昨年9月以来となる最新刊『国家をもたぬよう社会は努めてきた』は、フランスの人類学者ピエール・クラストル(Pierre Clastres,...
View Article「中央公論」2021年11月号特集「90年代文化という分水嶺」に寄稿しました
本日発売の月刊誌「中央公論」2021年11月号の特集「90年代文化という分水嶺」欄に拙稿「90年代、書店とは何であったか――アマゾン以前の景色として」を寄稿いたしました。お題は編集部からいただいたものです。限られた紙幅で扱うには大きすぎる主題でしたが、私自身の記憶に残っているエピソードを中心に書きました。
View Article月曜社11月新刊:永山則夫『法廷調書』
2021年11月15日取次搬入予定 *社会/文芸 法廷調書 永山則夫[著] 月曜社 本体2,500円 46判(縦188mm×横125mm)並製352頁 ISBN:978-4-86503-123-2 C0036...
View Article注目新刊:『親密なるよそ者――スチュアート・ホール回想録』人文書院
弊社より今春『持たざる者たちの文学史――帝国と群衆の近代』を上梓された東京理科大学准教授の吉田裕さんが今般、英国における文化研究の第一人者スチュアート・ホールの回想録『親密なるよそ者』を人文書院より翻訳出版されました。取次搬入は一昨日11日なので、書店店頭にそろそろ並び始める頃です。ホールの訳書は本書が日本初となります。...
View Article重版出来:ドアノー『不完全なレンズで』4刷
弊社のロングセラー、ロベール・ドアノー『不完全なレンズで――回想と肖像』(堀江敏幸訳、月曜社、2010年9月)の重版4刷が本日できあがりました。なお来週土曜日10月23日から12月22日まで、美術館「えき」KYOTOで「写真家ドアノー/音楽/パリ」展が開催されます。
View Article注目新刊:トマス・リッド『アクティブ・メジャーズーー情報戦争の百年秘史』作品社、ほか
★まずまもなく発売となる新刊から列記します。 『都市の歴史』スピロ・コストフ著、東洋書林、2021年10月、本体6,000円、A5上製546頁(含カラー中口絵32頁)、ISBN978-4-88721-828-4 『つげ義春――「無能の人」考』正津勉著、作品社、2021年10月、本体2,200円、46判上製224頁、ISBN978-4-86182-870-0...
View Article注目新刊:『仮想空間への招待──メタヴァース入門』Pヴァイン、など
★まもなく発売となる新刊3点を列記します。人文書院さんの新刊2点はともに28日(木)取次搬入とのことです。Pヴァインさんの新刊は29日(金)発売と聞いています。 『流れの中で――インターネット時代のアート』ボリス・グロイス著、河村彩訳、人文書院、2021年10月、本体2,600円、4-6判並製242頁、ISBN978-4-409-10045-5...
View ArticleWINCオンラインミーティング:「かれら」とは誰か――『持たざる者たちの文学史』を読む
WINC ZOOM Meeting《「かれら」とは誰か――『持たざる者たちの文学史』を読む》 日時:2021年11月6日 午後5時(日本時間)から 課題:『持たざる者たちの文学史――帝国と群衆の近代』(月曜社、2021年) 提題:新城郁夫(沖縄文学研究/琉球大) 阿部小涼(カリブ海地域研究・社会運動/琉球大) リプライ:吉田裕(カリブ文学および思想、文化研究/東京理科大)...
View Article注目新刊:クルティーヌ編『感情の歴史(Ⅲ)』藤原書店、ほか
★最近出会いのあった新刊を列記します。 『感情の歴史(Ⅲ)19世紀末から現代まで』A・コルバン/J-J・クルティーヌ/G・ヴィガレロ監修、ジャン=ジャック・クルティーヌ編、小倉孝誠監訳、藤原書店、2021年10月、本体8,800円、A5判上製848頁+カラー口絵24頁、ISBN978-4-86578-326-1 『都市と文明――文化・技術革新・都市秩序(Ⅱ)』ピーター・ホール著、佐々木雅幸...
View Article注目新刊:ラッツァラート『資本はすべての人間を嫌悪する』法政大学出版局、ほか
★まもなく発売となるちくま学芸文庫11月新刊5点を列記いたします。 『魂の形について』多田智満子著、ちくま学芸文庫、2021年11月、本体1,000円、文庫判192頁、ISBN978-4-480-51083-9 『メディアの文明史――コミュニケーションの傾向性とその循環』ハロルド・A・イニス著、久保秀幹訳、ちくま学芸文庫、2021年11月、本体1,500円、文庫判448頁、ISBN...
View Article朝日新聞に『孤独な窃視者の夢想』の書評
弊社9月刊、谷川渥『孤独な窃視者の夢想ーー日本近代文学のぞきからくり』の書評記事「妖しき近代文学、美学者が凝視」が「朝日新聞」2021年11月6日付読書欄に掲載されました。評者は福田宏樹さんです。「美学者ならではの着眼と巧みな運びである。〔…〕副題にいう「日本近代文学のぞきからくり」を堪能した」と評していただきました。
View Article月曜社12月新刊:青柳いづみこ『花を聴く 花を読む』
2021年12月03日取次搬入予定 *文芸/音楽 花を聴く 花を読む 青柳いづみこ[著]月曜社 本体1,800円 46判(縦188mm×横130mm)並製208頁 ISBN:978-4-86503-124-9 C0095 古今東西、有名無名を問わず、花とクラシック音楽、文学の森にわけいり越境するエッセイ集。ピアニストの指先からつむぎだされる20のものがたり。...
View Article月曜社12月新刊:アンドレアス・マルム『パイプライン爆破法』
2021年12月17日取次搬入予定 *社会/思想 パイプライン爆破法――燃える地球でいかに闘うか アンドレアス・マルム[著] 箱田徹[訳] 月曜社 本体2,400円 46判(縦188mm×横125mm)並製272頁 ISBN:978-4-86503-125-6 C0010...
View Articleブックツリー「哲学読書室」に栗脇永翔さんの選書リストが追加されました
トリスタン・ガルシア『激しい生――近代の強迫観念』(人文書院、2021年9月)の訳者、栗脇永翔さんによるコメント付き選書リスト「現代フランス哲学――トリスタン・ガルシアとその周辺」が、hontoブックツリー「哲学読書室」にて公開となりました。 ◎哲学読書室 1)星野太(ほしの・ふとし:1983-)さん選書「崇高が分かれば西洋が分かる」...
View Article注目新刊:岡本裕一朗『ポスト・ヒューマニズム』NHK出版新書、ほか
★最近出会いがあった2点の新刊を列記します。 『ベンヤミン メディア・芸術論集』ヴァルター・ベンヤミン著、山口裕之訳、河出文庫、2021年11月、本体1,320円、文庫判416頁、ISBN978-4-309-46747-4...
View Article「週刊読書人」に谷川渥『孤独な窃視者の夢想』の書評が掲載
弊社9月刊、谷川渥『孤独な窃視者の夢想ーー日本近代文学のぞきからくり』の書評記事「美学と文学と変態と――陰からちらりと覗き見する異端的文学」が、「週刊読書人」2021年11月5日号の「文学・芸術」欄に掲載されました。評者は批評家の志賀信夫さんです。「谷川は、グロテスク、変態、猟奇の美を通じて、私たちに「窃視の美学」を論じて見せた」と評していただきました。
View Article「週刊読書人」に『小泉義之政治論集成』2巻本の書評が掲載
弊社7月刊、小泉義之『災厄と性愛』『闘争と統治』の書評記事「腐朽のなかで闘争の現在地を探りあてる――次に動くのは「私たち」の番だ」が、「週刊読書人」2021年11月12日号の「学術・思想」欄に、掲載されました。評者は滋賀県立大学准教授・大野光明さんです。「〔本書は〕体制、すなわち国家と資本主義に対して、また、それを補完する大学を含む教育機関とその学知の腐朽に対してラディカルな批判を放っている」と評し...
View Article「図書新聞」に谷川渥『孤独な窃視者の夢想』の書評が掲載
弊社9月刊、谷川渥『孤独な窃視者の夢想』の書評「心憎いまでの目配り――日本の近代文学の精髄には、どこか猟奇的で倒錯的、犯罪的な要素が生きている」が、「図書新聞」2021年11月20日号の第8面に掲載されました。評者は詩人で文芸評論家の林浩平さんです。「西洋美術史と美学の世界の碩学が、日本近代文学と真剣に向き合った結果の産物が本書である」と評していただきました。
View Article本日取次搬入開始:永山則夫『法廷調書』
永山則夫『法廷調書』の新刊店頭配本分を本日取次搬入いたしました。書店店頭に並び始めるのは、19日(金)以降になるかと思われます。どの書店に置かれる予定かについては、お気軽に弊社営業部までお問い合わせください。
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