Quantcast
Channel: URGT-B(ウラゲツブログ)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1277

月曜社新刊2021年8月末:江川隆男『残酷と無能力』

$
0
0
■ 2021年8月27日取次搬入予定 *思想・哲学
残酷と無能力
江川隆男[著]
月曜社 本体3,200円、46判(縦188mm×横125mm×束幅20mm)並製376頁、重量340g
ISBN:978-4-86503-119-5


内容:スピノザを超えてアルトーを召喚する内在性の未来のための思考! 残酷と無能力は、人間の単なる闇の部分ではない人間本性に向けられた情動と力能である。無能力からなる存在の仕方とこれによる残酷な本質の変形とが、あるいは差異の肯定の絶対的様式だけが、人間本性が自然に内在する様態なのである。ドゥルーズ研究の第一人者がドゥルーズを超える、パンデミックの時代に送る重要書。『死の哲学』(河出書房新社、2005年)を改訂するとともに、2004年から2021年までの既出関連論考10本と、書き下ろし表題作1本を加えた1冊。

目次:
残酷と無能力
【第1部】
死の哲学
 『死の哲学』主要概念集
 序論
 Ⅰ 不死に至る病
 Ⅱ 死の遠近法
 Ⅲ 死の哲学
死の系譜学 〈パンデミック――来るべき民衆〉の傍らで
 Ⅰ 死の倫理学――局所的民衆とは何か
 Ⅱ 死の自然学――パンデミックの傍らで
【第2部】
スピノザと分裂分析的思考――その三つの哲学的問題群
 ドゥルーズと死の哲学
 死体を触発する
 デイヴィッド・リンチと様相なき世界
 貧素であれ、離脱的であれ――デュラスとともに思考すること
 骨と血からなる〈非−存在〉
 中間休止と脆弱さの規模――天災と人災の究極的融合について
 自由意志なき〈自由への道〉――行動変容から欲望変質へ
 〈批判/臨床〉の平面論――『意味の論理学』と一義性の思考について
あとがき

江川隆男(えがわ・たかお):1958年生まれ。立教大学現代心理学部映像身体学科教授。最近の主な著書に、『超人の倫理――〈哲学すること〉入門』(河出書房新社、2013年)、『アンチ・モラリア――〈器官なき身体〉の哲学』(河出書房新社、2014年)、『スピノザ『エチカ』講義――批判と創造の哲学のために』(法政大学出版局、2019年)、『すべてのつねに別のものである――〈身体-戦争機械〉論』(河出書房新社、2019年)などがある。



アマゾン・ジャパンにて予約受付中。


_a0018105_13411564.jpg

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1277

Trending Articles