2021年3月22日取次搬入予定 *人文・哲学思想
地理哲学――ドゥルーズ&ガタリ『哲学とは何か』について
ロドルフ・ガシェ[著] 大久保歩[訳]
月曜社 本体3,000円 46判並製296頁 ISBN978-4-86503-105-8 C0010
伝統と断絶の系譜ジオフィロソフィ――ドゥルーズ&ガタリの最後の著作を精緻に読解し、哲学とは何か、またその条件とは何かを探究する試み。哲学は、科学や芸術や宗教とは異なる独特な思考の営みとして、どのような性格をもつのか。なぜ哲学は古代ギリシアで誕生したのか。本書は、ドゥルーズとガタリにとっての哲学が、普遍性を希求しながらも、特定の時代と地域に成立する一種の「出来事」であるかぎり、大地に属した思考にほかならないことを明らかにする。哲学そのものは本質的に地理哲学なのだ。叢書エクリチュールの冒険、第18回配本。
目次:
謝辞
序論
第1章 「ギリシアの奇跡」
第2章 どの大地か?
第3章 もはや大地に縛られることのない土着的なもの
第4章 たとえば、友
第5章 飛翔すること
第6章 オピニオンを解放すること
第7章 ギリシアのフラクタル化
第8章 思考-大地
第9章 大地、自然、コスモス
訳者あとがき
文献表
人名索引
原書:Geophilosophy: On Gilles Deleuze and Félix Guattari’s What Is Philosophy?, Northwestern University Press, 2014.
著者:ロドルフ・ガシェ(Rodolphe Gasché, 1938-)ニューヨーク州立大学バッファロー校比較文学科卓越教授。専門は哲学、比較文学、批評理論。翻訳では、ジャック・デリダ『エクリチュールと差異』のドイツ語訳などを手掛けている。著書に『いまだない世界を求めて』(吉国浩哉訳、月曜社、2012年)、『脱構築の力』(宮﨑裕助編訳、入江哲朗/串田純一/島田貴史/清水一浩訳、月曜社、2020年)。
大久保歩(おおくぼ・あゆむ, 1972-)大阪大学文学研究科博士後期課程在籍。専攻は哲学・政治理論。主な論文に「ニーチェ『悲劇の誕生』における美的公共圏」(『実存思想論集』三五号所収、実存思想協会編、知泉書館、2020年)、「友愛の政治と来るべき民衆――ドゥルーズとデモクラシー」(松本卓也/山本圭編著『〈つながり〉の現代思想』所収、明石書店、2018年)、共訳書にリチャード・J.バーンスタイン『暴力――手すりなき思考』(法政大学出版局、2020年)。
アマゾン・ジャパンにて予約受付中
地理哲学――ドゥルーズ&ガタリ『哲学とは何か』について
ロドルフ・ガシェ[著] 大久保歩[訳]
月曜社 本体3,000円 46判並製296頁 ISBN978-4-86503-105-8 C0010
伝統と断絶の系譜ジオフィロソフィ――ドゥルーズ&ガタリの最後の著作を精緻に読解し、哲学とは何か、またその条件とは何かを探究する試み。哲学は、科学や芸術や宗教とは異なる独特な思考の営みとして、どのような性格をもつのか。なぜ哲学は古代ギリシアで誕生したのか。本書は、ドゥルーズとガタリにとっての哲学が、普遍性を希求しながらも、特定の時代と地域に成立する一種の「出来事」であるかぎり、大地に属した思考にほかならないことを明らかにする。哲学そのものは本質的に地理哲学なのだ。叢書エクリチュールの冒険、第18回配本。
目次:
謝辞
序論
第1章 「ギリシアの奇跡」
第2章 どの大地か?
第3章 もはや大地に縛られることのない土着的なもの
第4章 たとえば、友
第5章 飛翔すること
第6章 オピニオンを解放すること
第7章 ギリシアのフラクタル化
第8章 思考-大地
第9章 大地、自然、コスモス
訳者あとがき
文献表
人名索引
原書:Geophilosophy: On Gilles Deleuze and Félix Guattari’s What Is Philosophy?, Northwestern University Press, 2014.
著者:ロドルフ・ガシェ(Rodolphe Gasché, 1938-)ニューヨーク州立大学バッファロー校比較文学科卓越教授。専門は哲学、比較文学、批評理論。翻訳では、ジャック・デリダ『エクリチュールと差異』のドイツ語訳などを手掛けている。著書に『いまだない世界を求めて』(吉国浩哉訳、月曜社、2012年)、『脱構築の力』(宮﨑裕助編訳、入江哲朗/串田純一/島田貴史/清水一浩訳、月曜社、2020年)。
大久保歩(おおくぼ・あゆむ, 1972-)大阪大学文学研究科博士後期課程在籍。専攻は哲学・政治理論。主な論文に「ニーチェ『悲劇の誕生』における美的公共圏」(『実存思想論集』三五号所収、実存思想協会編、知泉書館、2020年)、「友愛の政治と来るべき民衆――ドゥルーズとデモクラシー」(松本卓也/山本圭編著『〈つながり〉の現代思想』所収、明石書店、2018年)、共訳書にリチャード・J.バーンスタイン『暴力――手すりなき思考』(法政大学出版局、2020年)。
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