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星野太『崇高の修辞学』が読売新聞・週刊読書人・紀伊國屋じんぶん大賞で取り上げられました

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弊社2月刊、星野太『崇高の修辞学』に識者や読者の方々から高いご評価を頂戴しましたので、ご紹介します。


1)「週刊読書人」2017年12月15日号「2017年の収穫 41人へのアンケート」で、上村忠男さんに3冊のうちの1冊として選んでいただきました。「たまたまヘイドン・ホワイトの論文「歴史的解釈の政治――ディシプリンと脱崇高化」(一九八二年)を訳出した直後だったこともあって(『歴史の喩法―ホワイト主要論文集成』作品社、二〇一七年所収)、興味深く読ませてもらった。ただ、残念ながら、ホワイトが主題的に論じていたシラーの「崇高について」(一八〇一年)については、第Ⅱ部でとりあげられているバークやカントとの絡みで言及されていてよかったはずなのに、どういうわけか本書ではひと言も触れられていない」。



ちなみにこのご指摘については星野さんご自身がツイートされています。「コメントの中で書かれている「シラーの不在」については、拙著では十分に扱う余裕がなかったということに尽きます。シラーの二篇の崇高論(Vom Erhabenen, Über das Erhabene)および『美的教育書簡』を含むその全体を遺漏なく論じるには、また別稿を期す必要があるだろうと判断しました」。



2)「読売新聞」2017年12月24日付「本よみうり堂」での特集「読書委員が選ぶ「2017年の3冊」年の終わりに出合う新たな本」において、納富信留さんに3冊のうちの1冊として選んでいただきました。「年の最後に、自分の読書用の本を紹介したい。『崇高の修辞学』は「崇高」を論じた古代の修辞学書を読み解き、現代における言葉の可能性を問う美学論」。


3)紀伊國屋書店さんが2017年12月26日に発表された「紀伊國屋じんぶん大賞2018 読者と選ぶ人文書ベスト30」において、『崇高の修辞学』が第12位に選ばれました。


同賞の趣旨は以下の通り「「読者の皆さまと共に優れた人文書を紹介し、魅力ある『書店空間』を作っていきたい」――との思いから立ち上げた「紀伊國屋じんぶん大賞」は、今年で第8回目を迎えました。〔・・・〕一般読者の方々からいただいたアンケートを元に、出版社、紀伊國屋書店社員による推薦を加味して事務局にて集計し、ベスト30を選定いたしました。/※2016年12月~2017年11月に刊行(店頭発売日基準)された人文書を対象とし、2017年11月1日(水)~11月30日(木)の期間に読者の皆さまからアンケートを募りました。当企画における「人文書」とは、「哲学・思想、心理、宗教、歴史、社会、教育学、批評・評論」のジャンルに該当する書籍(文庫・新書も可)としております」。


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