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週刊読書人と図書新聞の読書アンケートにソシュール、ロゴザンスキー、ウリの訳書

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弊社5月刊のフェルディナン・ド・ソシュール『伝説・神話研究』(金澤忠信訳)と、7月刊のジャコブ・ロゴザンスキー『我と肉――自我分析への序論』(松葉祥一/村瀬鋼/本間義啓訳)、11月刊のジャン・ウリ『コレクティフ――サン・タンヌ病院におけるセミネール』(多賀茂/上尾真道/川村文重/武田宙也訳)に対し、識者の先生方から高いご評価を頂戴しましたので、ご紹介します。


1)「週刊読書人」2017年12月15日号「2017年の収穫 41人へのアンケート」で、江川純一さん(東京大学大学院助教・宗教学)に、ソシュール『伝説・神話研究』を3冊のうちの1冊として選んでいただきました。「今後、神話研究史における位置づけが必要な重要文献」。



2)「図書新聞」2017年12月23日号「17年下半期読書アンケート」で、上村忠男さん(学問論・思想史)にロゴザンスキー『我と肉』を3冊のうちの1冊として選んでいただきました。「フッサールが晩年に構想した「あらかじめ与えられている生活世界にまで問いを遡らせたところから出発して現象学的超越論哲学へいたる道」は、わたしが学問論的反省を進めるにあたっての導きの意図でありつづけてきた。そのフッサールの構想に潜む陥穽がデカルトの「自我」概念に回帰したところから鋭くえぐり出されていてショッキング」。

3)「図書新聞」同号で、松本卓也さん(精神病理学)に、ウリ『コレクティフ』を3冊のうち1冊として選んでいただきました。「広く集団の問題に関わる3冊を興味深く読んだ。『コレクティフ』はラカンの優れた理解者であり、ラボルド病院における実践家であった著者の講義録。個人の特異性は他者と共約不可能なものであるが、それを尊重しながらいかにして集団をつくることができるかを問う」。


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