東京商工リサーチの2017年2月10日付「TSR速報」によれば、老舗の地図取次である日本地図共販株式会社(江戸川区南葛西3-9-20、設立1946年7月、資本金9600万円)が本日2月10日、東京地裁へ破産を申請したとのこと。負債総額は14億6304万円(平成28年9月期決算時点)。売上のピークは平成9年9月期の109億9065万円。その後、ピーク時の約3分の1まで落ち込んでいた、と。「得意先書店の大手取次への帳合変更の流れは止まらず〔・・・〕最近になって複数の出版社が当社に対する出荷を停止し、事業の継続が困難になっていた」と報じられています。
「文化通信」2月10日付記事「日本地図共販、自己破産を申請」では「近年は減収基調にあり、営業段階から毎期赤字計上が続いていた。〔・・・〕この間、営業所の閉鎖を実施するなど立て直しに努めていたが、今年初めに出版社への支払ができず、大手取引先出版社が相次いで出荷を取りやめたことで破産申請に至った」と。一般読者にはあまりなじみがない会社かもしれませんが、出版業界にとっては無視できないニュースです。
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「文化通信」2月10日付記事「日本地図共販、自己破産を申請」では「近年は減収基調にあり、営業段階から毎期赤字計上が続いていた。〔・・・〕この間、営業所の閉鎖を実施するなど立て直しに努めていたが、今年初めに出版社への支払ができず、大手取引先出版社が相次いで出荷を取りやめたことで破産申請に至った」と。一般読者にはあまりなじみがない会社かもしれませんが、出版業界にとっては無視できないニュースです。
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