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月曜社3月新刊:ステファヌ・マラルメ『賽の一振り』柏倉康夫訳

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2022年3月3日取次搬入予定 *文芸・フランス文学・詩

賽の一振り(さいのひとふり)
ステファヌ・マラルメ[著] 柏倉康夫[訳]
月曜社 本体2,200円 A5判並製90頁 ISBN978-4-86503-130-0

マラルメの作品世界の極点に輝く最晩年の詩篇「賽の一振りは断じて偶然を廃することはないだろう」の新訳。付録として、マラルメ自身による「詩篇「賽の一振り」に関する考察」と、ユレによるインタヴュー「文学の進展について」を併載。原典各版の成立と既訳書をめぐる訳者による懇切な紹介を付す。「じつは、お分かりでしょうが、と、先生はわたしの手を握りながら言った、世界は一冊の美しい書物に至るためにつくられているのです」(「文学の進展について」より)。叢書・エクリチュールの冒険第20回配本。

ステファヌ・マラルメ(Stéphane Mallarmé, 1842-1898):19世紀のフランス象徴詩を代表する詩人。訳書に『マラルメ全集』(全5巻、筑摩書房、1989~2010年)、『マラルメ詩集』(渡辺守章訳、岩波文庫、2014年)など。

柏倉康夫(かしわくら・やすお、1939‒):放送大学名誉教授。京都大学博士(文学)。フランス国家功労勲章叙勲。マラルメに関する近年の著訳書に以下のものがある。『生成するマラルメ』(青土社、2005年)、ゴードン・ミラン『マラルメの火曜会』(行路社、2012年)、『[新訳]ステファヌ・マラルメ詩集』(電子書籍版、青土社、2017年3月;私家版、2017年6月;改題改訳版『詩集』月曜社、2018年8月)。

アマゾン・ジャパンにて予約受付中。

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