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月曜社2021年5月中旬新刊:アルベール・ロトマン『数理哲学論集――イデア・実在・弁証法』

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月曜社新刊案内【2021年5月:人文書1点】


2021年4月26日受注締切
2021年5月12日取次搬入予定 *人文・哲学思想


数理哲学論集 イデア・実在・弁証法
アルベール・ロトマン[著]近藤和敬/中村大介/原田正樹/米虫正巳[訳・解説]
月曜社 本体4,500円 A5判上製192頁 ISBN978-4-86503-110-2 C1010


若くしてナチスの銃弾に倒れたロトマン(1908-1944)は、カヴァイエス(1903-1944)と同様に、戦後のフランスにおける独創的な数理哲学の豊かな源泉であり続けてきた。博士副論文『数理諸科学の現代的展開における統一性について』(1937年)、『数学の弁証法的構造について:新たな探求』(1939年)、および死後に刊行された遺稿「数学と物理学における対称性と破れた対称性」「時間の問題」(1946年)を収録し、ドゥルーズやバディウにも多大なる影響を与えてきた主要論考を集成する。日本初の翻訳選集、解説論考4本併載。シリーズ・古典転生第24回配本、本巻23。


アルベール・ロトマン(Albert Lautman, 1908–1944):フランスの数理哲学者。大学教員資格試験に合格した翌年の1931年9月から2年間訪日し、大阪で教鞭をとる。フランス帰国後は各地のリセで教えつつ研究を進め、1937年博士号を取得。第2次大戦で対独戦争に参加し、動員解除後は対独レジスタンス活動に身を投じる。1944年8月ジロンド県スージュ収容所で銃殺された(享年36)。


近藤和敬(こんどう・かずのり, 1979-)鹿児島大学法文教育学域法文学系准教授。著書:『ドゥルーズとガタリの『哲学とは何か』を精読する─〈内在〉の哲学試論』(講談社選書メチエ、2020年)、『〈内在〉の哲学へ─ドゥルーズ、カヴァイエス、スピノザ』(青土社、2019年)、『カヴァイエス研究』(月曜社、2011年)。訳書:ジャン・カヴァイエス『論理学と学知の理論について』(月曜社、2013年)。


中村大介(なかむら・だいすけ、1976-)豊橋技術科学大学総合教育院准教授。著書:『数理と哲学─カヴァイエスとエピステモロジーの系譜』(青土社、2021年)。


原田雅樹(はらだ・まさき、1967-)関西学院大学文学部教授。共著:『エピステモロジー』(金森修編、慶應義塾大学出版会、2013年)。


米虫正巳(こめむし・まさみ, 1967-)関西学院大学文学部教授。著書:『自然の哲学史』(講談社選書メチエ、2021年)。


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◆3月重版1点
3月29日3刷出来:クラウス『視覚的無意識』


◆3月新刊3点
3月3日搬入発売:クラウス『アヴァンギャルドのオリジナリティ』
3月5日搬入発売:マラブー『真ん中の部屋』

3月5日搬入発売:吉田裕『持たざる者たちの文学史』

3月19日搬入発売:ガシェ『地理哲学』



◆4月新刊3点
4月5日搬入発売:柿木伸之『断絶からの歴史』
4月15日以降出荷開始予定:『森山大道写真集成(5)1960-1982』※近日情報公開、委託配本しません


◆5月新刊
5月7日搬入発売予定:『表象15:配信の政治――ライヴとライフのメディア』



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