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本日取次搬入しました:土橋茂樹編『存在論の再検討』

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土橋茂樹編著『存在論の再検討』が本日取次搬入となりました。書店さんでの店頭発売開始は今週後半より順次となる予定です。扱い書店についてはお気軽にお尋ねください。『存在論の再検討』の目次と寄稿者を以下に再掲します。


序章(土橋茂樹)
第一章 「ある」の愛求としてのプラトン哲学(納富信留)
第二章 アリストテレスは「存在論」を語らない──オントロジーの概念と歴史の再考に向けて(中畑正志)
第三章 「存立」(ὑφιστάναι)について──ストア派とプロティノス(樋笠勝士)
第四章 「ある」を表示する「名の正しさ」をめぐって──プラトン『クラテュロス』篇解釈史を手がかりに(土橋茂樹)
第五章 存在論を超えて(大森正樹)
第六章 『純粋善について』の存在論(一)初期イスラーム哲学のプラトン主義とアリストテレス主義(西村洋平)
第七章 『純粋善について』の存在論(二)AnniyyahとWujūd(小村優太)
第八章 『純粋善について』の存在論(三)esseとyliathim(小林剛)
第九章 〈ある〉の第三領域──アヴィセンナ存在論の影響(山内志朗)
第十章 ドイツ古典哲学の「存在(ある)」と新プラトン主義(山口誠一)
編者あとがき(土橋茂樹)
事項索引
人名索引

大森正樹(おおもり・まさき)1945年生。南山大学・名誉教授。東方キリスト教学、中世哲学。
小林 剛(こばやし・ごう)1967年生。中央大学・兼任講師。西洋およびイスラーム世界の中世哲学。
小村優太(こむら・ゆうた)1980年生。早稲田大学・専任講師。アラビア哲学、魂論。
土橋茂樹(つちはし・しげき)1953年生。中央大学文学部・教授。古代中世哲学、教父学。本書編者。
中畑正志(なかはた・まさし)1957年生。京都大学大学院文学研究科・教授。西洋古代哲学。
西村洋平(にしむら・ようへい)1981年生。兵庫県立大学・准教授。新プラトン主義。
納富信留(のうとみ・のぶる)1965年生。東京大学大学院人文社会系研究科・教授。古代ギリシア哲学。
樋笠勝士(ひかさ・かつし)1954年生。岡山県立大学デザイン学部・教授。古代中世哲学、美学芸術学。
山内志朗(やまうち・しろう)1957年生。慶應義塾大学文学部・教授。西洋中世哲学。
山口誠一(やまぐち・せいいち)1953年生。法政大学文学部・教授。ヘーゲル・ニーチェを中心とするドイツ近現代哲学。



なお、弊社3月新刊の情報を以下にまとめます。


上旬発売【人文・哲学】:土橋茂樹編著『存在論の再検討』(シリーズ・古典転生、第21回配本、本巻20)
下旬発売予定【ドイツ文学・SF】:エルンスト・ユンガー『エウメスヴィル』田尻三千夫訳(叢書・エクリチュールの冒険、第16回配本)
月末発売予定【人文・思想】:井岡詩子『ジョルジュ・バタイユにおける芸術と「幼年期」』(シリーズ・古典転生、第22回配本、本巻21)

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