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月曜社2020年1月上旬新刊:秋元康隆『意志の倫理学――カントに学ぶ善への勇気』

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◎2020年1月17日取次搬入予定


意志の倫理学――カントに学ぶ善への勇気
秋元康隆[著]
月曜社 本体:2,100円 46変型判並製296頁 ISBN: 978-4-86503-093-8 C0010


倫理的善への道は万人に開かれている。カントやその批判者たちから学びつつ、そこから我々が生きる上での糧が得られることを示す本書では、利己性を排除した純粋な意志のうちに善性を見出すことを論じる。意志することに、才能、運、結果といった偶発的要素は必要ない。己の信念を行動に移す勇気と決意さえあれば、確実に道徳的善をなすことができるのだ。論旨を随時図式化して理解に資するとともに、用語解説、読書案内などを添える。【シリーズ〈哲学への扉〉、第6回配本】


【目次】はじめに|用語集|第一部:カントの言葉を頼りに考えてみる|第二部:伝統的な巻と倫理学批判|第三部:カント倫理学への批判的考察|第四部:他の倫理学説との関係〔ミルの古典的功利主義|アリストテレスの倫理学説|ジョン・ロールズの正義論|ユルゲン・ハーバーマスの討議倫理学〕|第五部:カントの啓蒙思想と教育論|カントからの引用文献|読書案内|あとがき

秋元康隆(あきもと・やすたか)1978年生まれ。高校卒業後に一度会社勤めをしたものの、そこで人生の意味について真剣に考えるようになり、日本大学の哲学科に入学。同学大学院において修士課程修了後、トリア大学教授であり、カント協会会長であるBernd Dörflinger 教授のもとで博士論文を執筆。博士号取得後も講師として同学に残り、カント倫理学のゼミナールを担当し、現在に至る。主要業績として、Das Lügenproblem bei Kant(博士論文、2016年)、「カント倫理学におけるアリストテレス的アレテーの役割について」(『倫理学年報』64号所収、2015年)、「人の弱さと不純についてーーいかなる意味でそれは悪なのか」(『日本カント研究』20号所収、2019年)、等。ブログ yasutakaakimoto.com にて定期的に記事を配信中。


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