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2016年5月下旬新刊『ユンガー政治評論選』

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2016年5月25日取次搬入予定 *人文・政治哲学

ユンガー政治評論選
エルンスト・ユンガー=著 川合全弘=編訳
月曜社 2016年5月 本体2,800円 46判並製304頁 ISBN978-4-86503-032-7

アマゾンおよびhontoにて予約受付中!

内容:20世紀ドイツの文壇に屹立する作家エルンスト・ユンガーの政治評論の中から、自らの従軍経験より発した1920~30年代における特異なナショナリズム思想と、40年代の汎ヨーロッパ主義への変遷を映す、重要テクストを精選。戦没者を悼むことを通じて、戦争という破局的試練や憂国/愛国のありようを情熱的かつ怜悧に分析した諸篇とともに、ナチズムとの批判的対峙を跡づける本邦初訳の一連の論考をまとめる。孤高の作家の政治遍歴と実存的格闘を、原典の翻訳と懇切な解説でたどる、稀有な一冊。『追悼の政治』増補改訂版。

2005年刊『追悼の政治』では「忘れえぬ人々」まえがき・あとがき、「総動員」「平和」「訳者解説」を収録。今回の新しい版ではそれらを「第一部:追悼論」にまとめ、既訳と解説を改訂のうえ、「カスパール・ルネ・グレゴリー」を増補。さらに「第二部:ナチズム観」として新訳三篇と訳者解説を加えました。

目次(※=新規追加テクスト)
第一部「追悼論」
忘れえぬ人々 まえがき
カスパール・ルネ・グレゴリー ※
忘れえぬ人々 あとがき
総動員
平和
第一部解題「エルンスト・ユンガーにおける追悼論の変遷」
第二部「ナチズム観」
ナショナリズムとナチズム ※
「ナショナリズム」とナショナリズム ※
没落か新秩序か ※
第二部解題「急進ナショナリストのナチズム観」 ※
編訳者あとがき

エルンスト・ユンガー(Ernst Jünger, 1895–1998):ドイツの作家。ハイデルベルグに生まれる。第一次世界大戦に出征し、主に西部戦線の塹壕で戦う。1918年、軍功によりプール・ル・メリットを受勲。1920年に戦争日記『鋼鉄の嵐の中で』を出版して以降、日記、エッセイ、小説、往復書簡集などの分野で数多くの著作を執筆する。1982年、ゲーテ賞を受賞。近年の邦訳書に以下のものがある。『パリ日記』(山本尤訳、月曜社、2011年、品切)、『労働者』(川合全弘訳、月曜社、2013年)。

川合全弘(かわい・まさひろ:1953-):京都産業大学法学部教授。専門は(ドイツ政治思想史。著書に『再統一ドイツのナショナリズム』(ミネルヴァ書房、2003年)がある。

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