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『アイデア』誌最新号の特集「ブックデザイナー鈴木一誌の仕事」

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★鈴木一誌さん(森山大道さんとの共著:『絶対平面都市』)
出版人にとっての「眼のオアシス」である『アイデア』誌の、今月発売されたばかりの第379号で「ブックデザイナー鈴木一誌の仕事」という素晴らしい特集が組まれています。版元紹介文に曰く「1970年代の杉浦康平との仕事、1980年代からの映画本/写真集/ニュー・アカデミズム周辺のデザイン、1990年代の「ページネーション・マニュアル」や『知恵蔵』裁判などの活動、2000年代のデザイン誌『d/SIGN』編集……。40年に渡る鈴木一誌の仕事を見通す、初めての特集」と。鈴木さんのアトリエ「蕣居(しゅんきょ)」の美しいパノラマ写真や、40年のキャリアを振り返る貴重なロング・インタヴュー、手掛けられてきた書籍や雑誌の数々の書影など、見応え・読み応え充分の特集です。郡淳一郎さんと長田年伸さんが企画・構成されたもの。目次詳細は書名のリンク先をご覧下さい。特集外でも、大田暁雄さんによる論考「アトラス考――生態学的世界観の視覚化」の第2回「ポール・オトレの『普遍文明アトラス』とアトラス・ミュージアム」や、太田和彦さんによる「日本酒のラベルデザイン」をはじめ、とても充実しています。


なお、鈴木さんのエッセイを集成した『ブックデザイナー鈴木一誌の生活と意見』が7月に『アイデア』の発行発売元である誠文堂新光社さんから発売されています。2005年から2016年までの12年間にわたって日常や社会の諸相に巡らせた思索の軌跡、とのことです。特集号とともに必読読の一冊。


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