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本日取次搬入:メイヤスー『有限性の後で』人文書院

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有限性の後で――偶然性の必然性についての試論
カンタン・メイヤスー著 千葉雅也・大橋完太郎・星野太訳
人文書院 2016年1月 本体2,200円 4-6判上製236頁 ISBN978-4-409-03090-5

帯文より:人文学を揺るがす思弁的実在論、その最重要作、待望の邦訳。この世界は、まったくの偶然で、別様の世界に変化しうる。

★本日取次搬入です。原書は、Après la finitude: Essai sur la nécessité de la contingence (Seuil, 2006)です。目次詳細は書名のリンク先をご覧ください。訳者解説をお書きになっているのは千葉雅也さんです。人文書院さんのサイトでは第一章冒頭がPDFで公開されています。フランスの哲学者カンタン・メイヤスー(Quentin Meillassoux, 1967-)の単独著が訳されるのは今回が初めてです。思弁的実在論(Speculative realism; メイヤスー自身の言葉では思弁的唯物論)についてはwikipediaに情報がまとまっていますので、他にどういったキーパーソンがいるのかについてチェックしやすくなっています。月刊誌『現代思想』にこのところ継続的に関連論考が訳されているのは周知の通りです。また、思弁的実在論への批判を展開している新実在論(ガブリエル・マルクスなど)の訳書も刊行されていますので、このあたりは哲学・思想棚でまとめていただくと効果的かもしれません。


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