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注目新刊:ブランショ『終わりなき対話』

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弊社出版物でお世話になっている著訳者の最近の出版物をご紹介します。

◆モーリス・ブランショさん(著書:『ブランショ政治論集』『書物の不在』『謎の男トマ』)
◆郷原佳以さん(共訳:『ブランショ政治論集』)

後期の代表作評論集のひとつ『終わりなき対話』(L'entretien infini, Gallimard, 1969)の訳書が三分冊で刊行開始となりました。三部構成がそのまま一冊ずつ出版されていくかたちで、今回発売された第Ⅰ巻が「複数性の言葉(エクリチュールの言葉)」、第Ⅱ巻が「限界-経験」で2017年3月刊行予定、第Ⅲ巻が「書物の不在(中性的なもの、断片的なもの)」で2017年7月刊行予定、と告知されています。第Ⅰ巻の翻訳の分担は巻頭の対話篇「終わりなき対話」が郷原さんによるもので、そのほかは湯浅さんと上田さんの共訳です。このお二人が訳者あとがきもお書きになっておられます。

終わりなき対話 Ⅰ 複数性の言葉(エクリチュールの言葉)
モーリス・ブランショ著 湯浅博雄/上田和彦/郷原佳以訳
筑摩書房 2016年11月 本体4,500円 A5判上製248頁 ISBN978-4-480-77551-1

カヴァー表1紹介文より:不可能と対峙せよ。20世紀文学史に屹立する孤高の名著、刊行開始。

目次:
はしがき
終わりなき対話
1 思考と不連続性の要請
2 このうえなく深い問い
 1
 2
 3
3 言葉を語ることは見ることではない
4 大いなる拒否
 1
 2 暗くてわからないものをいかにしてあらわにするか
5 未知なるものを知ること
6 言葉を保ち続ける
7 第三類の関係――地平のない人間
8 中断――リーマン面のうえにいるように
9 複数性の言葉
訳注
訳者あとがき

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