2024年5月7日取次搬入予定 *人文(哲学、イタリア思想)
純粋行為としての精神の一般理論
ジョヴァンニ・ジェンティーレ[著] 上村忠男[訳]
月曜社 本体5,400円 A5判上製392頁(216x158x23.5mm) 650g ISBN978-4-86503-187-4
ヘーゲル弁証法を転倒させた独自の行為的観念論を展開するジェンティーレの哲学的主著(1913年)の85年ぶりの新訳であり、原著改訂第6版(1938年)よりの完訳。20世紀前半のイタリアを代表する思想家であり、教育改革を推進した政治家であり、ファシストの理論的支柱とも目されてパルチザンによって銃殺された彼の真価は、本書を通じて問い直されるだろう。関連論考4篇を訳出し、訳者による詳細な著者紹介を付す。シリーズ・古典転生、第30回配本(本巻29巻)。
目次:
訳者まえがき
ジョヴァンニ・ジェンティーレ小伝
純粋行為としての精神の一般理論
序言
第1章:実在の主観性
第2章:精神的実在
第3章:精神の単一性と事物の数多性
第4章:発展としての精神
第5章:自然の問題
第6章:抽象的普遍と実定的なもの
第7章:〈わたし〉としての個体
第8章:自己生成としての実定的なもの
第9章:空間と時間
第10章:不死性
第11章:因果性、機械論、偶然性
第12章:予見と自由
第13章:歴史的二律背反と永遠の歴史
第14章:芸術、宗教、歴史
第15章:科学、生活、哲学
第16章:自己概念としての実在、悪と自然
第17章:エピローグならびにもろもろの系
第18章:観念論か神秘主義か
付録1:純粋行為としての思考の行為
付録2:歴史における時間の超克
付録3:超越論的社会あるいは人間の内なる社会
付録4:労働のヒューマニズム
ジョヴァンニ・ジェンティーレ(Giovanni Gentile, 1875-1944)イタリアの哲学者、教育学者、政治家。クローチェと並び、20世紀前半のイタリア思想界で大きな影響力を持った。ムッソリーニ政権下で文部大臣を務め、教育改革を推進。ファシズム体制の主要な理論的代表者と目され、共産党系のパルチザン組織「愛国行動団」のメンバーによって、フィレンツェの自宅で銃殺される。訳書に『教育改善の哲理』(田中治六/石川哲訳、聚英閣、1925年3月)、『改造教育』(田中豊訳、文明協會事務所、1925年11月)、『純粋行動の哲学』(三浦逸雄訳、1939年;本書既訳書)、『教育革新論』(西村嘉彦訳、刀江書院、1940年)など。
上村忠男(うえむら・ただお, 1941-)思想史家。本書に関連する編訳書に『国民革命幻想――デ・サンクティスからグラムシへ』(未來社、2000年)、『ヘーゲル弁証法とイタリア哲学――スパヴェンタ、クローチェ、ジェンティーレ』(月曜社、2012年)、『イタリア版「マルクス主義の危機」論争――ラブリオーラ、クローチェ、ジェンティーレ、ソレル』(未來社、2013年)がある。
※アマゾン・ジャパン、HMV&BOOKSonline、にて予約受付中
純粋行為としての精神の一般理論
ジョヴァンニ・ジェンティーレ[著] 上村忠男[訳]
月曜社 本体5,400円 A5判上製392頁(216x158x23.5mm) 650g ISBN978-4-86503-187-4
ヘーゲル弁証法を転倒させた独自の行為的観念論を展開するジェンティーレの哲学的主著(1913年)の85年ぶりの新訳であり、原著改訂第6版(1938年)よりの完訳。20世紀前半のイタリアを代表する思想家であり、教育改革を推進した政治家であり、ファシストの理論的支柱とも目されてパルチザンによって銃殺された彼の真価は、本書を通じて問い直されるだろう。関連論考4篇を訳出し、訳者による詳細な著者紹介を付す。シリーズ・古典転生、第30回配本(本巻29巻)。
目次:
訳者まえがき
ジョヴァンニ・ジェンティーレ小伝
純粋行為としての精神の一般理論
序言
第1章:実在の主観性
第2章:精神的実在
第3章:精神の単一性と事物の数多性
第4章:発展としての精神
第5章:自然の問題
第6章:抽象的普遍と実定的なもの
第7章:〈わたし〉としての個体
第8章:自己生成としての実定的なもの
第9章:空間と時間
第10章:不死性
第11章:因果性、機械論、偶然性
第12章:予見と自由
第13章:歴史的二律背反と永遠の歴史
第14章:芸術、宗教、歴史
第15章:科学、生活、哲学
第16章:自己概念としての実在、悪と自然
第17章:エピローグならびにもろもろの系
第18章:観念論か神秘主義か
付録1:純粋行為としての思考の行為
付録2:歴史における時間の超克
付録3:超越論的社会あるいは人間の内なる社会
付録4:労働のヒューマニズム
ジョヴァンニ・ジェンティーレ(Giovanni Gentile, 1875-1944)イタリアの哲学者、教育学者、政治家。クローチェと並び、20世紀前半のイタリア思想界で大きな影響力を持った。ムッソリーニ政権下で文部大臣を務め、教育改革を推進。ファシズム体制の主要な理論的代表者と目され、共産党系のパルチザン組織「愛国行動団」のメンバーによって、フィレンツェの自宅で銃殺される。訳書に『教育改善の哲理』(田中治六/石川哲訳、聚英閣、1925年3月)、『改造教育』(田中豊訳、文明協會事務所、1925年11月)、『純粋行動の哲学』(三浦逸雄訳、1939年;本書既訳書)、『教育革新論』(西村嘉彦訳、刀江書院、1940年)など。
上村忠男(うえむら・ただお, 1941-)思想史家。本書に関連する編訳書に『国民革命幻想――デ・サンクティスからグラムシへ』(未來社、2000年)、『ヘーゲル弁証法とイタリア哲学――スパヴェンタ、クローチェ、ジェンティーレ』(月曜社、2012年)、『イタリア版「マルクス主義の危機」論争――ラブリオーラ、クローチェ、ジェンティーレ、ソレル』(未來社、2013年)がある。
※アマゾン・ジャパン、HMV&BOOKSonline、にて予約受付中