2016年9月16日(金)プレオープン
美しが丘TSUTAYA:735坪(図書314坪、文具雑貨106坪、レンタル170坪、カフェ63坪、コスメ72坪)
北海道札幌市清田区美しが丘3条4-1-10
日販帳合。弊社へのご発注は芸術書主力商品。日販の出品依頼書によれば、札幌市のベッドタウンである清田区にある主要幹線・羊ケ丘通沿いに「最新型TSUTAYA」を出店と。経営主体は道内でTSUTAYAやブックオフをフランチャイズ出店していると聞く株式会社日光堂升井商店。代表取締役社長の升井修さんの挨拶状によれば、同社にとって5店舗目のTSUTAYAであり、「ステキな女性を中心とした家族が集まる街を創造」し「居心地上質な時間と空間を提案する」というコンセプトで、「地域コミュニティへのライフスタイル提案発信の場として、Book&Cafeを中心とした店づくり」を行っていくとのことです。9月16日(金)プレオープンで18日(日)がグランドオープン。営業時間は8時から25時です。
株式会社北海道TSUTAYAと株式会社日光堂升井商店の連名による7月12日付ニュースリリース「札幌市清田区に「TSUTAYA美しが丘」 ~居心地の良いBOOK&Caféを提案、2016年9月オープン~"あなたがあなたを見つける空間"~札幌市清田区に「TSUTAYA美しが丘」~居心地の良いBOOK&Caféを提案、2016年9月オープン~Café MORIHICO、@cosmeなど4つのテナントも出店」によれば「「TSUTAYA美しが丘」は、従来のCD・DVDレンタルや、本の販売に加えて、居心地の良い空間を演出したBOOK&Caféが加わり、「本」の中にある「ライフスタイル」を楽しんで頂けるお店になります。この BOOK&Caféは、地元の企業でもあるCafé MORIHICOとのコラボ出店となります。店内全体にcafeスペース(80席以上)をご用意し、約15万冊の本や雑誌と共にMORIHICO特製の本格自家焙煎コーヒーを楽しみながら、「本」を選ぶだけに留まらず、地域のお客様とともに大切な人との時間を共有する新しい「場」を提供して参ります。この他にも、コスメ〔@cosme store〕、パン屋〔felieeds(フィリーズ)〕、ジェラート店〔円山ジェラート〕、〔TSUTAYAの〕スマートフォンサービスの「TONE」と新たなテナントが加わり、居心地の良い時間と空間をお届け致します」と。
「北海道の今を読み解く地域経済ニュースサイト」を謳う「リアルエコノミー」の7月12日付記事「札幌・美しが丘に新タイプ「TSUTAYA」 モリヒコやブーランジェリーポームも出店」によると、今年5月17日に閉店(店舗オーナーとの契約期間満了)した「北雄ラッキー美しが丘店」の跡地であり、「函館新道に繋がるバイパス沿いにあるカルチュア・コンビニエンス・クラブ直営の函館蔦屋書店で培ってきたコト消費型店舗の普及版という位置づけの店舗になる。/道内のTSUTAYAは、CCC傘下の北海道TSUTAYAがFC本部になり、JXリテーリング(東京都板橋区)、北星(滝川市)、オカモトグループ(帯広市)などがFC展開をしているが、「美しが丘TSUTAYA」は、日光堂升井商店が手掛ける」と。ちなみに関連記事には2012年9月5日付「北雄ラッキー篠路店に直営の書籍売り場設置、同社運営のTSUTAYA撤退で書店難民を回避」があります。
フランチャイズ店でも今後、直営「蔦屋書店」と同様の新型複合店スタイルが広まっていくのかもしれません。一番大事なのはハコよりも人材の城が築けるかどうかであり、注視したいところです。支店が増えれば増えるほど人材育成が重要になりますが、店舗の増加と育成の強化はこの業界では往々にして両立していません。書店にせよ版元にせよ取次にせよ、人材に乏しければいずれ衰退するのは目に見えています。
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新規開店情報:月曜社の本を置いてくださる本屋さん
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