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月曜社8月新刊:「アルトー・コレクション」第2巻『アルトー・ル・モモ』

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2022年8月17日搬入予定 *文学・思想

アルトー・ル・モモーーアルトー・コレクションⅡ
アントナン・アルトー[著] 鈴木創士・岡本健[訳]
月曜社 本体4,000円 46判(縦188mm×横130mm)上製448頁 ISBN:978-4-86503-147-8 C0098

アルトーの言語破壊の頂点にして「残酷演劇」の実践である詩作品「アルトー・ル・モモ」、後期思想を集約した「アルトー・モモのほんとうの話」、オカルトとの訣別を告げる「アンドレ・ブルトンへの手紙」など、鬼才のエッセンスを編んだ重要テクスト集。本邦初訳70頁。2007年に刊行された河出書房新社版『アルトー後期集成』第Ⅰ巻および第Ⅲ巻の新編(合本改訂増補版)。

目次:
アルトー・モモのほんとうの話
アンドレ・ブルトンへの手紙
アンリ・パリゾへのロデーズからの手紙
 アンリ・パリゾへの最後の手紙
 ロデーズの司教
一九四四年 ロデーズの小品三篇
 この作品を読むと
 詩への反逆
 フランス人におけるアンティゴネ
英文作品の翻案五篇
 ルイス・キャロルの翻案
  一主題に関する変奏曲
  チェックメイト・カーペットの騎士
  幼虫ラルヴと人間ローム
  追伸
  火の乳呑み子
  イズラフェル
覚書 一九四三年~一九四四年
アルトー・ル・モモ
 アルトー・ル・モモの帰還
 毋サントル-メールと神パトロン-ミネ
 絶対者への侮辱
 父-母への呪詛
 精神異常と黒魔術
インディオの文化
此処に眠る
ピーター・ワトソンへの手紙
草稿
 「アルトー・ル・モモ」の余白に書かれた断片
 「インディオの文化」の余白に書かれた断片
 「此処に眠る」の余白に書かれた断片
 精神異常と黒魔術〔草稿〕
 母サントル-メールと神パトロン-ミネ〔草稿〕
 父-母への呪詛〔草稿〕
注  

解題  
訳者あとがき 鈴木創士・岡本健

※月曜社「アルトー・コレクション」続刊・・・「Ⅲ:カイエ」「Ⅳ:手先と責苦」。既刊・・・「Ⅰ:ロデーズからの手紙」。

アントナン・アルトー(Antonin Artaud)1896年生まれ。5歳のとき、脳脊髄膜炎を患い一命をとりとめる。1921年、俳優としてデビュー。1924年、シュルレアリスム・グループに参加。27年に離脱。36年にメキシコへ、37年にはアイルランドへ旅し、そこからフランスに強制送還され、その後、46年まで精神病院に監禁される。1948年3月4日、イヴリーの療養所で死去。

鈴木創士(すずき・そうし)1954年生まれ。著書に『芸術破綻論』、『文楽徘徊』、『離人小説集』など。訳書にアルトー『演劇とその分身』、『ヘリオバルスあるいは戴冠せるアナキスト』、『神の裁きと訣別するため』(共訳)、『ランボー全詩集』など多数。

岡本健(おかもと・けん)1959年生まれ。共訳書に『アルトー後期集成Ⅰ』、ベルトラン・ヴェルジュリ『幸福の小さな哲学』など。論文「砕け散った鏡の後に」など。

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