当ブログは現在リブート準備中です。名称をウラゲツ☆ブログから開設18年目にして暫定的にURGT-Bに変更しますが、愛称はウラゲツブログないしウラゲツのままです。白星はヨミには無関係なので削除しました。PC閲覧版はスキンを変更しましたが、見やすいとは言えないかもしれず、模索中です。
★最近出会った新刊を列記します。
『放浪者 あるいは海賊ペロル』ジョウゼフ・コンラッド著、山本薫訳、幻戯書房、2022年4月、本体3,800円、四六判変型416頁、ISBN978-4-86488-242-2
『動物たちのナビゲーションの謎を解く――なぜ迷わずに道を見つけられるのか』デイビッド・バリー著、熊谷玲美訳、インターシフト発行、合同出版発売、2022年4月、本体2,400円、四六判並製384頁、ISBN978-4-7726-9575-6
『改訂第二版〈学問〉の取扱説明書』仲正昌樹著、作品社、2022年3月、本体2,200円、46判並製384頁、ISBN978-4-86182-890-4
『フェリックス・ガタリと現代世界』村澤真保呂/杉村昌昭/増田靖彦/清家竜介編、ナカニシヤ出版、2022年3月、本体3,600円、A5判上製360頁、ISBN978-4-7795-1623-8
『メルロ=ポンティの倫理学――誕生・自由・責任』川崎唯史著、ナカニシヤ出版、2022年3月、本体3,200円、4-6判上製348頁、ISBN978-4-7795-1655-9
『伊藤整日記(8)1968-1969年』伊藤整著、伊藤礼編、平凡社、2022年3月、本体4,400円、A5判上製函入390頁、ISBN978-4-582-36538-2
『堀内誠一 絵の世界』堀内事務所監修、平凡社、2022年3月、本体2,500円、B5判並製 240頁、ISBN978-4-582-20724-8
『金時鐘詩集 日本風土記 Ⅱ』金時鐘著、藤原書店、2022年3月、本体1,800円、四六変型判上製160頁、ISBN978-4-86578-338-4
『格闘者ニーチェ(Ⅰ)ショーペンハウアー――ニーチェの最大の「師」にして「対決者」』清眞人著、藤原書店、2022年3月、本体3,600円、A5判上製376頁、ISBN978-4-86578-341-4
『パリ日記――特派員が見た現代史記録1990-2021(Ⅲ)シラクの時代2:2002.5-2007.4』山口昌子著、藤原書店、2022年3月、本体4,800円、A5判並製648頁+口絵2頁、ISBN978-4-86578-339-1
★幻戯書房さんのシリーズ「ルリユール叢書」第21回配本(29冊目)は『放浪者 あるいは海賊ペロル』。コンラッドの初訳小説です。ヘミングウェイも愛読したという作品で「ナポレオン戦争期の南仏・地中海の、老練の船乗りの帰郷と静かな戦いを描く、知られざる歴史小説」(帯文より)。次回配本は今月下旬発売予定、ジョルジュ・シムノン『運河の家 人殺し』(瀬名秀明解説)とのこと。
★インターシフトさんから発売されたばかりの最新刊『動物たちのナビゲーションの謎を解く』は、『Incredible Journeys: Exploring the Wonders of Animal Navigation』(Hodder & Stoughton, 2019-)の訳書。昨年1月に同社から刊行された、M・R・オコナー『WAYFINDING 道を見つける力――人類はナビゲーションで進化した』や、T・グーリー『ナチュラル・ナビゲーション――道具を使わずに旅をする方法』(紀伊國屋書店、2013年)などとの併読がお薦め。
★作品社さんの3月新刊より1点。『改訂第二版〈学問〉の取扱説明書』は、初版が2009年6月刊、改訂版が2011年4月刊。「改訂第二版によせて」と題された巻頭言によれば「改訂版から10年たったこともあり、古くなったネタや情報を更新し、新型コロナ、MMT理論や新実在論、人新世などのネタを入れた」とのこと。
★ナカニシヤ出版さんの3月新刊より2点。『フェリックス・ガタリと現代世界』はフランスの精神分析家で哲学者のフェリックス・ガタリ(Pierre-Félix Guattari, 1930-1992)の没後30年記念論集。「ガタリ思想の検討を通じて、現在のグローバル資本主義(新自由主義と呼んでもよい)における諸問題を理解し、克服するための視座を得ること」(はじめにより)を目的としたもの。ガタリ研究会(2017年発足、龍谷大学)所属の日本の研究者を中心とした寄稿のほか、ジェノスコ、アゴスティーノ、ソヴァニャルグ、ビフォ、ラベルジュら、海外勢の論考の翻訳も収録。『メルロ=ポンティの倫理学』は、熊本大学大学院生命科学研究部助教を現在務める川崎唯史(かわさき・ただし, 1989-)さんが2016年に大阪大学大学院文学研究科に提出した博士論文を大幅に加筆修正したもの。
★平凡社さんの3月新刊より2点。『伊藤整日記(8)1968-1969年』は全8巻の最終配本。初回配本の第1巻は昨年の3月で、1年かけての完結。『堀内誠一 絵の世界』は生誕90年記念全国巡回展公式図録。先月、静岡のビュフェ美術館でスタートし、県立神奈川近代文学館、ひろしま美術館、群馬県立館林美術館を回って、再来年(2024年)春の岩手県立美術館まで予定されています。個人的には初期(50年代)の人物画が印象的です。
★藤原書店さんの3月新刊は全3点。特に注目したいのは『金時鐘詩集 日本風土記 Ⅱ』。出版されぬまま原稿が散逸していた60年前の「幻の第三詩集」の刊行。未発見の9編が昨年発見されたのだとか。『格闘者ニーチェ(Ⅰ)』は全3分冊うちの第1回配本。続刊は第Ⅱ巻『自己格闘者ニーチェ』、第Ⅲ巻『マンとハイデガー ――二つの探照燈』。『パリ日記(Ⅲ)』は全5巻のうちの第3回配本。続刊は第Ⅳ巻『サルコジの時代:2007.5-2011.9』、第Ⅴ巻『オランド、マクロンの時代:2011.10-2021.5』。
★最近出会った新刊を列記します。
『放浪者 あるいは海賊ペロル』ジョウゼフ・コンラッド著、山本薫訳、幻戯書房、2022年4月、本体3,800円、四六判変型416頁、ISBN978-4-86488-242-2
『動物たちのナビゲーションの謎を解く――なぜ迷わずに道を見つけられるのか』デイビッド・バリー著、熊谷玲美訳、インターシフト発行、合同出版発売、2022年4月、本体2,400円、四六判並製384頁、ISBN978-4-7726-9575-6
『改訂第二版〈学問〉の取扱説明書』仲正昌樹著、作品社、2022年3月、本体2,200円、46判並製384頁、ISBN978-4-86182-890-4
『フェリックス・ガタリと現代世界』村澤真保呂/杉村昌昭/増田靖彦/清家竜介編、ナカニシヤ出版、2022年3月、本体3,600円、A5判上製360頁、ISBN978-4-7795-1623-8
『メルロ=ポンティの倫理学――誕生・自由・責任』川崎唯史著、ナカニシヤ出版、2022年3月、本体3,200円、4-6判上製348頁、ISBN978-4-7795-1655-9
『伊藤整日記(8)1968-1969年』伊藤整著、伊藤礼編、平凡社、2022年3月、本体4,400円、A5判上製函入390頁、ISBN978-4-582-36538-2
『堀内誠一 絵の世界』堀内事務所監修、平凡社、2022年3月、本体2,500円、B5判並製 240頁、ISBN978-4-582-20724-8
『金時鐘詩集 日本風土記 Ⅱ』金時鐘著、藤原書店、2022年3月、本体1,800円、四六変型判上製160頁、ISBN978-4-86578-338-4
『格闘者ニーチェ(Ⅰ)ショーペンハウアー――ニーチェの最大の「師」にして「対決者」』清眞人著、藤原書店、2022年3月、本体3,600円、A5判上製376頁、ISBN978-4-86578-341-4
『パリ日記――特派員が見た現代史記録1990-2021(Ⅲ)シラクの時代2:2002.5-2007.4』山口昌子著、藤原書店、2022年3月、本体4,800円、A5判並製648頁+口絵2頁、ISBN978-4-86578-339-1
★幻戯書房さんのシリーズ「ルリユール叢書」第21回配本(29冊目)は『放浪者 あるいは海賊ペロル』。コンラッドの初訳小説です。ヘミングウェイも愛読したという作品で「ナポレオン戦争期の南仏・地中海の、老練の船乗りの帰郷と静かな戦いを描く、知られざる歴史小説」(帯文より)。次回配本は今月下旬発売予定、ジョルジュ・シムノン『運河の家 人殺し』(瀬名秀明解説)とのこと。
★インターシフトさんから発売されたばかりの最新刊『動物たちのナビゲーションの謎を解く』は、『Incredible Journeys: Exploring the Wonders of Animal Navigation』(Hodder & Stoughton, 2019-)の訳書。昨年1月に同社から刊行された、M・R・オコナー『WAYFINDING 道を見つける力――人類はナビゲーションで進化した』や、T・グーリー『ナチュラル・ナビゲーション――道具を使わずに旅をする方法』(紀伊國屋書店、2013年)などとの併読がお薦め。
★作品社さんの3月新刊より1点。『改訂第二版〈学問〉の取扱説明書』は、初版が2009年6月刊、改訂版が2011年4月刊。「改訂第二版によせて」と題された巻頭言によれば「改訂版から10年たったこともあり、古くなったネタや情報を更新し、新型コロナ、MMT理論や新実在論、人新世などのネタを入れた」とのこと。
★ナカニシヤ出版さんの3月新刊より2点。『フェリックス・ガタリと現代世界』はフランスの精神分析家で哲学者のフェリックス・ガタリ(Pierre-Félix Guattari, 1930-1992)の没後30年記念論集。「ガタリ思想の検討を通じて、現在のグローバル資本主義(新自由主義と呼んでもよい)における諸問題を理解し、克服するための視座を得ること」(はじめにより)を目的としたもの。ガタリ研究会(2017年発足、龍谷大学)所属の日本の研究者を中心とした寄稿のほか、ジェノスコ、アゴスティーノ、ソヴァニャルグ、ビフォ、ラベルジュら、海外勢の論考の翻訳も収録。『メルロ=ポンティの倫理学』は、熊本大学大学院生命科学研究部助教を現在務める川崎唯史(かわさき・ただし, 1989-)さんが2016年に大阪大学大学院文学研究科に提出した博士論文を大幅に加筆修正したもの。
★平凡社さんの3月新刊より2点。『伊藤整日記(8)1968-1969年』は全8巻の最終配本。初回配本の第1巻は昨年の3月で、1年かけての完結。『堀内誠一 絵の世界』は生誕90年記念全国巡回展公式図録。先月、静岡のビュフェ美術館でスタートし、県立神奈川近代文学館、ひろしま美術館、群馬県立館林美術館を回って、再来年(2024年)春の岩手県立美術館まで予定されています。個人的には初期(50年代)の人物画が印象的です。
★藤原書店さんの3月新刊は全3点。特に注目したいのは『金時鐘詩集 日本風土記 Ⅱ』。出版されぬまま原稿が散逸していた60年前の「幻の第三詩集」の刊行。未発見の9編が昨年発見されたのだとか。『格闘者ニーチェ(Ⅰ)』は全3分冊うちの第1回配本。続刊は第Ⅱ巻『自己格闘者ニーチェ』、第Ⅲ巻『マンとハイデガー ――二つの探照燈』。『パリ日記(Ⅲ)』は全5巻のうちの第3回配本。続刊は第Ⅳ巻『サルコジの時代:2007.5-2011.9』、第Ⅴ巻『オランド、マクロンの時代:2011.10-2021.5』。