弊社出版物でお世話になっている著訳者の皆さんに関する最近の催事をご紹介します。
★ジャック・デリダさん(著書:『条件なき大学』)
★宮﨑裕助さん(共訳:ド・マン『盲目と洞察』)
★西山達也さん(訳書:サリス『翻訳について』)
★西山雄二さん(訳書:デリダ『条件なき大学』、共訳:『ブランショ政治論集』)
★佐藤嘉幸さん(共訳:バトラー『自分自身を説明すること』『権力の心的な生』)
★郷原佳以さん(共訳:『ブランショ政治論集』)
◎動物をめぐる形而上学的思考の行方――ハイデガーとデリダ
ハイデガー研究会×脱構築研究会共催シンポジウム
Symposium on Heidegger and Derrida: The Animal and the Problem of Metaphysics
日時:2016年7月31日(日)14:00-17:30
場所:立正大学品川キャンパス 5号館521教室(当日は正門よりご入場下さい)
料金:入場無料・予約不要
内容:ハイデガーの1929/30年冬学期講義『形而上学の根本諸概念 世界-有限性-孤独』は、1983年の公刊以来、わけてもその独特な「動物論」によって多くの論者の注目を集めてきた。なかでもこの動物の問題に正面から対決を試みた者として、デリダの名前を挙げないわけにはいかないだろう。『精神について』(1987年)をはじめ、『動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある』(2006年)、そしてセミネール『獣と主権者I・II』(2008、2010年)と、晩年に至るまでデリダはハイデガーにおける動物の問題を繰り返し論じ続けた。動物をめぐる形而上学的思考は、いまどこへ向かおうとしているのか。今回のシンポジウムでは、ハイデガー研究とデリダ研究双方の視角からハイデガーの動物論を読み解き、徹底した議論を交わすことにより、その意義と制限を明らかにすることを目指す。
プログラム:
14:00-14:45 提題1:齋藤元紀(高千穂大学)
14:45-15:30 提題2:宮﨑裕助(新潟大学)
15:30-15:40 休憩
15:40-16:10 セッション1:西山達也(西南学院大学)
16:10-16:40 セッション2:川口茂雄(甲南大学)
16:40-17:30 オープンセッション
司会: 瀧将之(東京女子大学)
◎Workshop ジャック・デリダ『獣と主権者 II』を読む
日時:2016年 7月30日(土)13.00-18.00
場所:東京大学(駒場) 18号館4階コラボレーションルーム1
料金:入場無料、事前予約不要
主催:脱構築研究会
内容:ジャック・デリダの死後、講義録(全43 巻)が続々と刊行されており、今回『獣と主権者II』の日本語訳が出版された。『獣と主権者II』では、主要参考文献はわずか二つ、ダニエル・デフォー『ロビンソン・クルーソー』とハイデガー『形而上学の根本諸概念──孤独、世界、有限性』に限定される。十八世紀の漂流記文学と二十世紀の存在論哲学というこの意外な組み合わせを基調としつつ、獣と主権者の問いは世界の問いへと深化していく。今回のワークショップは、翻訳者による各回の解説、識者によるコメント、デリダ研究者による討論で構成される。未読者も既読者も『獣と主権者II 』の魅力に触れることができる、入門的かつ応用的なワークショップである。
プログラム:
13.00 趣旨説明:西山雄二(首都大学東京)
13.10-14.20 セッション1
第1-2回 解説= 西山雄二 第3-4回 解説=亀井大輔(立命館大学)
コメント=武田将明(東京大学)
14.20-15.30 セッション2
第5-6回 解説=荒金直人(慶應義塾大学) 第7回 解説= 西山雄二
コメント=佐藤朋子(関東学院大学)
( 15.30-15.45 休憩)
15.45-17.00 セッション3
第8回 解説=荒金直人 第9-10回 解説=佐藤嘉幸(筑波大学)
コメント=齋藤元紀(高千穂大学)
17.00-18.00 セッション4
総合討論: 藤本一勇(早稲田大学)、宮﨑裕助(新潟大学)、郷原佳以(東京大学)
+++
なお、脱構築研究会のウェブサイトには、第5回Derrida Today国際会議(2016年6月8-11日、ロンドン大学ゴールドスミス校)についての西山雄二さん、宮﨑裕助らによる報告が掲載されています。また、脱構築研究会の論集やデリダの訳書数点が進行中とも聞きます。
+++
★ジャック・デリダさん(著書:『条件なき大学』)
★宮﨑裕助さん(共訳:ド・マン『盲目と洞察』)
★西山達也さん(訳書:サリス『翻訳について』)
★西山雄二さん(訳書:デリダ『条件なき大学』、共訳:『ブランショ政治論集』)
★佐藤嘉幸さん(共訳:バトラー『自分自身を説明すること』『権力の心的な生』)
★郷原佳以さん(共訳:『ブランショ政治論集』)
◎動物をめぐる形而上学的思考の行方――ハイデガーとデリダ
ハイデガー研究会×脱構築研究会共催シンポジウム
Symposium on Heidegger and Derrida: The Animal and the Problem of Metaphysics
日時:2016年7月31日(日)14:00-17:30
場所:立正大学品川キャンパス 5号館521教室(当日は正門よりご入場下さい)
料金:入場無料・予約不要
内容:ハイデガーの1929/30年冬学期講義『形而上学の根本諸概念 世界-有限性-孤独』は、1983年の公刊以来、わけてもその独特な「動物論」によって多くの論者の注目を集めてきた。なかでもこの動物の問題に正面から対決を試みた者として、デリダの名前を挙げないわけにはいかないだろう。『精神について』(1987年)をはじめ、『動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある』(2006年)、そしてセミネール『獣と主権者I・II』(2008、2010年)と、晩年に至るまでデリダはハイデガーにおける動物の問題を繰り返し論じ続けた。動物をめぐる形而上学的思考は、いまどこへ向かおうとしているのか。今回のシンポジウムでは、ハイデガー研究とデリダ研究双方の視角からハイデガーの動物論を読み解き、徹底した議論を交わすことにより、その意義と制限を明らかにすることを目指す。
プログラム:
14:00-14:45 提題1:齋藤元紀(高千穂大学)
14:45-15:30 提題2:宮﨑裕助(新潟大学)
15:30-15:40 休憩
15:40-16:10 セッション1:西山達也(西南学院大学)
16:10-16:40 セッション2:川口茂雄(甲南大学)
16:40-17:30 オープンセッション
司会: 瀧将之(東京女子大学)
◎Workshop ジャック・デリダ『獣と主権者 II』を読む
日時:2016年 7月30日(土)13.00-18.00
場所:東京大学(駒場) 18号館4階コラボレーションルーム1
料金:入場無料、事前予約不要
主催:脱構築研究会
内容:ジャック・デリダの死後、講義録(全43 巻)が続々と刊行されており、今回『獣と主権者II』の日本語訳が出版された。『獣と主権者II』では、主要参考文献はわずか二つ、ダニエル・デフォー『ロビンソン・クルーソー』とハイデガー『形而上学の根本諸概念──孤独、世界、有限性』に限定される。十八世紀の漂流記文学と二十世紀の存在論哲学というこの意外な組み合わせを基調としつつ、獣と主権者の問いは世界の問いへと深化していく。今回のワークショップは、翻訳者による各回の解説、識者によるコメント、デリダ研究者による討論で構成される。未読者も既読者も『獣と主権者II 』の魅力に触れることができる、入門的かつ応用的なワークショップである。
プログラム:
13.00 趣旨説明:西山雄二(首都大学東京)
13.10-14.20 セッション1
第1-2回 解説= 西山雄二 第3-4回 解説=亀井大輔(立命館大学)
コメント=武田将明(東京大学)
14.20-15.30 セッション2
第5-6回 解説=荒金直人(慶應義塾大学) 第7回 解説= 西山雄二
コメント=佐藤朋子(関東学院大学)
( 15.30-15.45 休憩)
15.45-17.00 セッション3
第8回 解説=荒金直人 第9-10回 解説=佐藤嘉幸(筑波大学)
コメント=齋藤元紀(高千穂大学)
17.00-18.00 セッション4
総合討論: 藤本一勇(早稲田大学)、宮﨑裕助(新潟大学)、郷原佳以(東京大学)
+++
なお、脱構築研究会のウェブサイトには、第5回Derrida Today国際会議(2016年6月8-11日、ロンドン大学ゴールドスミス校)についての西山雄二さん、宮﨑裕助らによる報告が掲載されています。また、脱構築研究会の論集やデリダの訳書数点が進行中とも聞きます。
+++