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Channel: URGT-B(ウラゲツブログ)
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「図書新聞」文芸時評欄で『断絶からの歴史』『持たざる者たちの文学史』が紹介されました

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弊社4月刊の柿木伸之『断絶からの歴史――ベンヤミンの歴史哲学』と、同3月刊の吉田裕『持たざる者たちの文学史――帝国と群衆の近代』が、文芸評論家の岡和田晃さんの連載「〈世界内戦〉下の文芸時評」第75回(2021年5月14日発売「図書新聞」2021年5月22日号、第3496号)で取り上げられました。『断絶からの歴史』については「スリリングな一冊〔…〕、根本には歴史の忘却・改ざんと、大勢順応主義〔コンフォーミズム〕に抗うものとして、デリダの言う「メニアニズムなきメシア的なものの系譜」を探っている点が有益だ」と評していただきました。『持たざる者たちの文学史』については、「デモ論、群衆論として瞠目すべき成果〔…〕領域横断の工夫は、今の批評がしばしば粗雑に置き去りにしてきたもので、研究の底力を感じた」と言及していただきました。

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