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注目新刊:國分功一郎『原子力時代における哲学』晶文社、ほか

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『原子力時代における哲学』國分功一郎著、晶文社、2019年9月、本体1,800円、四六判並製320頁、ISBN978-4-7949-7039-8
『ホモ・デジタリスの時代――AIと戦うための(革命の)哲学』ダニエル・コーエン著、林昌宏訳、2019年9月、本体2,200円、4-6判並製240頁、ISBN978-4-560-09721-2
『AI時代の労働の哲学』稲葉振一郎著、講談社選書メチエ、2019年9月、本体1,600円、四六判並製224頁、ISBN978-4-06-517180-6
『蛸――想像の世界を支配する論理をさぐる』ロジェ・カイヨワ著、塚崎幹夫訳、青土社、2019年9月、本体3,000円、四六判並製328頁、ISBN978-4-7917-7182-0
『ムー認定 神秘の古代遺産』並木伸一郎著、ムー編集部編、学研プラス、2019年9月、本体2,400円、B5判並製256頁、ISBN978-4-05-406737-0
『ムー認定 驚異の超常現象』並木伸一郎著、ムー編集部編、学研プラス、2019年9月、本体2,400円、B5判並製256頁、ISBN978-4-05-406738-7



★『原子力時代における哲学』は巻頭の特記によれば、2013年7月から8月にかけて4日間にわたって行われた連続講演の記録で、書籍化にあたり口述筆記に大幅な加筆修正を施した、とのこと。「一九五〇年代の思想」「ハイデッガーの技術論」「『放下』を読む」「原子力信仰とナルシシズム」の全四講で、付録の論考「 ハイデッガーのいくつかの対話篇について──意志、放下、中動態」は、2018年9月15日に行われた「ハイデガー・フォーラム」第13回大会において口頭発表されたもの。講義の中心となるのは、ハイデガーの1955年の講演「放下」と、それに先立つこと10年前に執筆された対話篇「放下の所在究明に向かって」の読解です。「放下」の最初に掲げられていた問いはこうです。「原子時代の人間に果してなほ何等かの土着性が授けられるであらうか」(辻村公一訳「放下」5頁、『ハイデッガー選集15』所収、理想社、1963年)。


★國分さんは『放下』を次のように評価します。「1950年代、原子力時代の最中、原子力という問題に直面して、その技術としての問題点にだれよりも早く気付き、危機感を抱いた哲学者は、哲学がこの問題に立ち向かうためには、ここまで〔そもそも「考える」とは何か、思惟の本質とは何か、を巡る会話まで〕やらなければならないと考え、それを実行したわけです。これは原子力時代における哲学の一つの達成です」(249頁)。対話篇「放下の所在究明に向かって」はどこか秘教的に響く詩的に美しい内容であるだけに、そこに深遠な意味をつい読み込んでしまいがちかもしれませんが、國分さんの読解はとてもシンプルで明快であり、ハイデガーの問題意識を真芯で捉えたものではないかと感じます。


★國分さんは原子力信仰に、人間の心の奥にある「全能感へのナルシシズム的な憧れ」(279頁)を見ます。そして、人間はそれを乗り越えなければならないと訴えます。「知性の声は弱々しい。しかし執拗である」(286頁)との言葉に力強さを感じます。なお、本書と同じく9月には、青土社さんから内山田康さん『原子力の人類学――フクシマ、ラ・アーグ、セラフィールド』が発売されています。また、國分さんの本や稲葉振一郎さんの『AI時代の労働の哲学』には必然的とも言うべきか、贈与の問題系が絡んでくるのですが、これまた青土社さんから同じく先月に、岩野卓司さんによる『贈与論――資本主義を突き抜けるための哲学』という新刊が出ています。併読しておくべきかと思われます。


★青土社さんでは6月にも石井美保さんの『めぐりながれるものの人類学』や、藤原辰史さんの『分解の哲学――腐敗と発酵をめぐる思考』といった話題書を刊行されており、このところの青土社さんの単行本新刊からは目が離せません。


★『ホモ・デジタリスの時代』は『Il faut dire que les temps ont changé... Chronique (fiévreuse) d’une mutation qui inquiète』(Albin Michel, 2018)の全訳。原題は直訳すると『「時代は変わったと言うべき……」――懸念される変化の(うなされるような)編年史』で、訳者あとがきによればこれはフランス語の流行歌の一節を引用しているそうです(著者自身による自著紹介の動画と一緒に、当該曲と思しい歌の動画を下段に掲出しておきます)。





★フランスの経済学者コーエン(Daniel Cohen, 1953-)は本書のイントロダクションでこう書いています。「彼ら〔ホモ・デジタリス〕は、オンラインに接続された外在性そのものであり、農民よりも狩猟採集民に近い。彼らのアルゴリズムに基づく暮らしによって文明の行方が決まる。われわれは、ホモ・デジタリスが誕生した経緯である怒りや不満を理解し、そこにないまぜになった感情――この時代を生きる人々の無頓着さや幸福感について把握しなければならない。それは、人類の遺産でもある人文知について心を向けることである。この責務を怠ることはもう許されないのだ。/ホモ・デジタリス誕生の歴史は今から50年前に始まった。つまり、「68年5月」が出発点なのだ」(12頁)。


★「暗中模索した後、脱工業化社会は一つの筋道を見出したようだ。この道筋にはデジタル社会という名前がつけられた。デジタル社会は、「収益」を確保するために全員に対し、サイバネティックスな巨大な身体に座薬のように参入することを要求する。それは、一つの情報を別の情報として扱えるようにするためだ。ソフトウェアや人工知能は、無数の顧客に対し、介護士、アドバイスを与え、娯楽を提供するようになる。そのための条件は、顧客があらかじめデジタル化されていることだ。たとえば、近未来を描く映画『her/世界でひとつの彼女』には、「恋愛」ソフトウェアが登場する。ソフトウェアから流れる魅力的な声の持ち主は女優スカーレット・ヨハンソンである。このソフトウェアは、一度に何と数百万人と恋愛するのだ。これこそがホモ・デジタリスの掲げる約束であり、人体の限界を超えた世界で交わされる約束である」(16頁)。


★『AI時代の労働の哲学』は「人工知能技術の発展が社会に、とりわけ労働に及ぼすインパクトについて考える際に」、現代人がいかなる「知的道具立て」を持っているのかどうかを「点検」するもの(「はじめに」3頁)。「議論全体の基調としては「『AI』だの『人工知能』だのといった目新しい言葉をいったん脇に置いて、資本主義経済の下での機械化が人間労働に与えるインパクトの歴史を振り返っておく必要がある」というものです」(3~4頁)。目次詳細は書名のリンク先をご覧ください。本書のエピローグ「AIと資本主義」ではそもそも資本主義とは何か、が問われていますが、あとがきによれば、稲葉さんはいずれ『資本主義の哲学』を上梓する予定だそうです。なお本書とほぼ同時期に、ちくまプリマー新書より稲葉さんのもう一つの新刊『銀河帝国は必要か?――ロボットと人類の未来』が発売されています。



★『蛸』は、中央公論社より1975年に刊行された単行本の復刊(原著は1973年刊『La Pieuvre : essai sur la logique de l'imaginaire』)。再刊に際し、巻末に訳者による2頁にわたる「『蛸』――新版のための解説」が付されています。今回は四六判並製となりましたが、親本は一回り大きく左右が長めのものでした。そのため今回の新版はいささか窮屈な感じがしないでもないですが、長らく絶版だった訳書が再刊されたことはやはり嬉しいです。日本版への序から文言を借りると本書は「蛸の多様な変身を研究したもの」(2頁)。「長い年月のあいだに、民族や文明とともに、ときには文学の流儀や作家の空想に影響されながら、蛸のイメージはさまざまに変化してきた。この場合、つねに想像が現実にとってかわった。私にはそう思われた」(同頁)。本書の後半は親本にあった通りに、訳者によるかなり長篇のカイヨワ紹介(著書の紹介など)を再録していて、読み応えがあります。NHKの「100分de名著」に『戦争論』が取り上げられたことによりカイヨワ再評価のとっかかりが生まれたことを喜びたいです。


★『ムー認定 神秘の古代遺産』および『ムー認定 驚異の超常現象』は月刊誌『ムー』創刊40周年記念のいわば総集編(誌面の復刻版ではありません)。月刊誌『ムー』と同じB5判サイズで黒いカバーに金箔とレインボー箔、金と銀の帯がついて書店さんの店頭での存在感は抜群です。全編オールカラー。大きなカラー図版が惜しげもなくたくさん掲載されています。これで本体価格が2千円台前半とは、学研プラスさんでなければなしえないでしょう。大人になってすっかり超常現象や世界の不思議に懐疑的になった大人でも、在りし日のワクワク感がよみがえります。『神秘の古代遺産』は、水晶ドクロ、オーパーツ、古代都市、ピラミッド、日本の古代文明、超文明の残滓、聖書遺産、古代神と異人類、ナスカ、の9部構成。『驚異の超常現象』は、ロズウェル事件、UFO事件、異星人事件、宇宙のUFO、UFOコンタクティ、奇現象、怪奇事件、虚舟、の8部構成。


★まもなく発売となるちくま学芸文庫の10月新刊は以下の4点5冊です。


『事物のしるし――方法について』ジョルジョ・アガンベン著、岡田温司/岡本源太訳、ちくま学芸文庫、2019年10月、本体1,100円、文庫判224頁、ISBN978-4-480-09949-5
『ローマ教皇史』鈴木宣明著、ちくま学芸文庫、2019年10月、本体1,200円、文庫判288頁、ISBN 978-4-480-09950-1
『村上春樹の短編を英語で読む 1979~2011』上下巻、加藤典洋著、ちくま学芸文庫、2019年10月、本体1,300円/1,200円、文庫判432頁/320頁、ISBN978-4-480-09945-7/978-4-480-09946-4
『戦略の形成――支配者、国家、戦争(下)』ウィリアムソン・マーレー/マクレガー・ノックス/アルヴィン・バーンスタイン編著、石津朋之/永末聡監訳、歴史と戦争研究会訳、ちくま学芸文庫、2019年10月、本体1,800円、文庫判688頁、ISBN978-4-480-09942-6


★『事物のしるし』は2011年に筑摩書房より刊行された単行本の文庫化。原著は『Signatura rerum: Sul Metodo』(Bollati Boringhieri, 2008)。はしがき、第一章「パラダイムとはなにか」、第二章「しるしの理論」、第三章「哲学的考古学」、の3章構成。岡田温司さんによる「新たなる方法序説――訳者あとがきにかえて」は単行本から引き継いだもの。共訳者の岡本源太さんが新たに、「パラダイムの倫理としるしの法――文庫版解題として」を寄せておられます。


★『ローマ教皇史』は1980年に教育社から刊行された単行本の文庫化。「初代教会時代」「ローマ末期の教会時代」「西欧中世初期」「西欧中世盛期」「西欧中世末期とルネサンス時代」「禁断世界の教皇職」「現代の教皇たち」の7章構成。巻頭の「はじめに」によれば、ゲオルク・シュヴァイガー『教皇史』(原著1964年)を参照しているとのことです。文庫解説として藤崎衛さんによる「二十一世紀の宗教を見とおすためのよすが」が新たに付されています。巻末にペトルスからフランシスコに至る「教皇表」あり。


★『村上春樹の短編を英語で読む 1979~2011』は2011年に講談社より刊行された単行本を上下巻分冊で文庫化。初出は2009年から2011年にわたり「群像」誌に掲載された連載です。第一部「初期 物語と無謀な姿勢」、第二部「前期 喪失とマクシムの崩壊」、第三部「中期 孤立と危機」、第四部「後期 回復と広がり」の4部構成。上巻と下巻に2部ずつ収録されています。下巻の巻末には小説家の松家仁之さんによる解説「戦後が生んだふたり」が収められています。


★『戦略の形成』下巻は、先月刊行の上巻に続く完結編。親本は2007年に中央公論新社より刊行。下巻では、ヴィルヘルム・ダイストによる第十二章「イデオロギー戦争への道――ドイツ(1918~1945年)」からマクレガー・ノックスによる第十九章「おわりに――戦略形成における連続性と革命」を収録。監訳者の石津さんによる解題「戦略の多義性と曖昧性について」は親本から引き継いだもの。同じく石津さんによる文庫版監訳者あとがきは新たに加わったものです。


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★また最近では以下の新刊との出会いがありました。


『ゲンロン10』ゲンロン、2019年9月、本体2,400円、A5判並製328頁、ISBN978-4-907188-32-0
『文藝 2019年冬季号』河出書房新社、2019年10月、本体1,350円、A5判並製560頁、ISBN978-4-309-97985-4
『演劇とその分身』アントナン・アルトー著、鈴木創士訳、河出文庫、2019年10月、本体900円、文庫判並製256頁、ISBN978-4-309-46700-9
『ゲームAI技術入門──広大な人工知能の世界を体系的に学ぶ』三宅陽一郎著、技術評論社、2019年9月、本体2,780円、A5判並製384頁、ISBN978-4-297-10828-1
『良い占領?――第二次大戦後の日独で米兵は何をしたか』スーザン・L・カラザース著、小滝陽訳、人文書院、2019年9月、本体4,000円、4-6反上製496頁、ISBN978-4-409-51081-0
『〈災後〉の記憶史――メディアにみる関東大震災・伊勢湾台風』水出幸輝著、人文書院、2019年10月、本体4,500円、4-6判上製390頁、ISBN978-4-409-24126-4



★『ゲンロン10』は第2期の第1弾。造本設計は加藤賢索さんから川名潤さんに代わっています。お値段は本体2,400円で据え置き。目次詳細は誌名のリンク先をご覧ください。予告通り、東浩紀さんは巻頭言ではなく長篇論考を寄せておられます。「悪の愚かさについて、あるいは収容所と団地の問題」です(27~69頁)。「加害そのものの愚かさを記憶し続けること」(66頁)へと向けられた重要な内容。小特集は2本、「平成から令和へ」と「AIと人文知」です。前者は東さんの論考と併読されるべき2本の対談から成ります。後者では特に山本貴光さんと吉川浩満さんによるブックガイド「人工知能と人文知を結ぶ15の必読書」に注目したいです。ライプニッツの「普遍的記号法」から始まるのがお二人らしいところ。昨今急激に増えている人文系のAI関連書の淵源を知る上で参考になると思います。





★『文藝 2019年冬季号』の特集は「詩(うた)・ラップ・ことば」。いとうせいこうさんと町田康さんの対談「うた、ラップ、小説  日本語の自由のために」や、尾崎世界観さんの小説「バズの中にはおよそシェア100万個分の栄養素が含まれている」のほか、韻踏み夫さんの論考「ライミング・ポリティクス試論――日本語ラップの〈誕生〉」などが掲載されています。そのほか、北野武さんの創作「足立区島根町」、第56回文藝賞の受賞作2作なども収録。「ゲンロン」最新号でもご活躍の山本さんは連載季評「文態度百般」を、吉川浩満さんは島田正彦さんの『君が異端だった頃』への書評を寄せておられます。川名潤さんは連載「この装幀がすごい!」第3回で共和国さんの既刊書2点『いやな感じ』『遊郭のストライキ』を取り上げておられます。


★『演劇とその分身』はまもなく発売。『Le Théâtre et son double』(Gallimard, 1938)の新訳です。既訳には、安堂信也訳(『演劇とその形而上学』白水社、1965年;全面新訳版『アントナン・アルトー著作集(Ⅰ)演劇とその分身』白水社、1996年;新装復刊版、2015年)があります。河出文庫でのアルトー本は『神の裁きと訣別するため』『タラウマラ』『ヘリオガバルス』に続き、今回で4点目です。「人間と人間の力能のいつもの限界化を拒絶するように仕向け、そして現実と呼ばれるものの境界を無限に広げるように仕向ける〔こと〕。〔…〕この時代にまだ地獄のような真に呪われた何かがあるとすれば、火刑台の薪の上で燃やされ、合図を送る死刑に処せられる人々のようでいる代わりに、ぐずぐずと芸術的に諸々の形式にかかずらうことである」(序「演劇と文化」18頁)。


★『ゲームAI技術入門』はプログラミング技術情報誌『WEB+DB PRESS』の第68号(2012年4月)の特集3「はじめてのゲームAI――意思を持つかのように行動するしくみ」をもとに、大幅加筆修正を行って書籍化したもの。「はじめに」によれば本書の目的は「デジタルゲームAIの現時点における全容を示すこと」。目次詳細は書名のリンク先でご確認下さい。なお三宅さんは先にご紹介した『ゲンロン10』の「AIと人文知」特集で、長谷敏司さんや大森望さんらとの座談会「AI研究の現在とSFの想像力」に参加されています。また、本書の関連書として三宅さんは『人工知能の作り方――「おもしろい」ゲームAIはいかにして動くのか』(技術評論社、2016年12月)や『人工知能のための哲学塾』(BNN新社、2016年8月)、『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』(BNN新社、2018年4月)を上梓されています。


★『良い占領?』は『The Good Occupation: American Soldiers and the Hazards of Peace』(Harvard University Press, 2016)の全訳。「本書の目的は、占領を成功させる手順を示すことではなく、第二次世界大戦の生きた経験という卑金属を、黄金の国家伝説にかえた錬金術を解明することである。言い換えるなら、占領は、その最中と事後において、どのように良いものにされていったのかを問う、ということである」(20頁)。「本研究は、アメリカ各地に所蔵された、未刊行の手紙・日記・回想録など、数百店のコレクションに依拠して、男女の兵士を考察の中心に据える。占領を実行した人々は、その危険と、そこから得られる見返りをどんな風に語っただろうか? 私的な日誌や故郷への手紙に戦後の経験を記す際、どんな自己理解を作り上げただろうか?」(21頁)。カラザース(Susan L. Carruthers, 1967-)はアメリカの歴史学者でウォーリック大学教授。訳書の刊行は今回が初めてです。



★『〈災後〉の記憶史』はまもなく発売(15日取次搬入予定)。著者の水出幸輝(みずいで・こうき:1990-)さんが2018年4月に関西大学大学院社会学研究科に提出した博士論文「「防災の日」のメディア史――日本社会における災害認識の変遷」に加筆修正を施したもの。「本書は、災害の来し方行く末をテーマとして、長い〈災後〉を辿るものである。/新聞報道を中心に、災害間、地域間、時代ごとの比較を通じ、日本社会が災害の記憶をいかに語ってきたかを追跡してきた。時間的にも空間的にも発災(時・場所)に限定されず、災害とメディアの長期的な関係を紐解く試みである」(376頁)。目次詳細は書名のリンク先でご確認いただけます。


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