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月曜社5月新刊:ジョージ・ラミング『私の肌の砦のなかで』吉田裕訳

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2018年5月15日取次搬入予定 *外国文学/カリブ文学


私の肌の砦のなかで
ジョージ・ラミング[著] 吉田裕[訳]
月曜社 2019年5月 本体:3,800円 46判並製480頁 ISBN: 978-4-86503-075-4 C0097


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「明日、ぼくは旅立つ。似たような人間が出会い、陽気に遊んだりするのだろうが、人はけっして君のことを知ることはない、自分の肌の砦のどこかに隠れた、その君を知ることはないだろう」。時は第二次大戦中。少年の成長、そして旅立ちが、動乱に揺れるカリブ海の島バルバドスの命運と重なる。彼はなぜ土地から離れなければならなかったのか。生まれた場所から移動することで初めて知ることとは。エドワード・サイードやスチュアート・ホールも重視するポストコロニアル思想の原点にして、カリブ文学の古典的傑作。バルバドス出身の作家ジョージ・ラミングの小説、初めての全訳。【叢書・エクリチュールの冒険、第13回配本】


ジョージ・ラミング(George Lamming)1927年、バルバドス生まれ。1953年、小説『私の肌の砦のなかで』でデビュー。その他の作品に小説『成熟と無垢について』(1958年)、小説『冒険の季節』(1960年)、批評集『故国喪失の喜び』(1960年)などがある。現在までに計6冊の小説、1冊の批評集を出版。最も重要なカリブ文学の作家のひとり。


吉田裕(よしだ・ゆたか)1980年、岐阜生まれ。東京理科大学専任講師。専門はカリブ文学及び思想、ポストコロニアル研究、文化研究。訳書にノーム・チョムスキー『複雑化する世界、単純化する欲望――核戦争と破滅に向かう環境世界』(花伝社、2014年)、ニコラス・ロイル『デリダと文学』(共訳、月曜社、2014年)、ポール・ビュール『革命の芸術家――C・L・R・ジェームズの肖像』(共訳、こぶし書房、2014年)など。


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