弊社出版物でお世話になっている著訳者の皆様のご活躍をご紹介します。
★ジャック・デリダさん(著書『条件なき大学』)
『Psyché : inventions de l'autre, tome 2』(Galilée, 2003)の訳書がついに刊行されました。目次詳細は書名のリンク先でご確認いただけます。70年代後半から80年代の主要論考16篇を収録した第Ⅰ巻は2014年6月に刊行済です。
プシュケー――他なるものの発明(Ⅱ)
ジャック・デリダ著 藤本一勇訳
岩波書店 2019年3月 本体8,700円 A5判上製576頁 ISBN978-4-00-024690-3
帯文より:デリダが希望を込めた投壜通信。「ハイデガーの手」「いかに語らずにいられるか」「不時のアフォリズム」ほか、全12篇を収録。いかに脱構築を受け継ぐか。
★アントニオ・ネグリさん(著書『芸術とマルチチュード』)
ネグリさんの最初期作『Descartes politico o della ragionevole ideologia』(Feltrinelli, 1970)の訳書がこちらもついに刊行です。目次詳細は書名のリンク先でご覧いただけます。なお、manifestolibriから2007年に原著が復刊された際に付された新たな序文は訳出されていません。
デカルト・ポリティコ――政治的存在論について
アントニオ・ネグリ著 中村勝己/津崎良典訳
青土社 2019年4月 本体3200円 四六判上製254+134頁 ISBN978-4-7917-7149-3
帯文より:ネグリ思想の原点。世界を震撼させたベストセラー『〈帝国〉』『マルチチュード』へと連結する、ネグリの幻の出世作。不在とされたデカルトの政治思想を、彼の形而上学のなかに大胆に読み込んで抉り出し、哲学者デカルトによる〈ブルジョア〉即ち市民のための哲学的急進主義として甦生させる。ネグリの可能性が横溢する野心的論考。
★宮﨑裕助さん(共訳:ド・マン『盲目と洞察』)
新潟大学大学院現代社会文化研究科/人文学部哲学・人間学部会による『知のトポス』第14号が刊行され、宮﨑さんは編集長として共訳と編集後記を寄せておられます。同号はいずれ「人間学ブログ NINGENGAKU Blog」にてPDFが各論文ごとに無償配布されるだろうと思われます。第14号の目次は以下の通りです。
スタンリー・カヴェル「近代哲学の美学的諸問題」宮﨑裕助/高畑菜子訳
ヨハネス・ローマン「西洋人と言語の関係(言述における意識と無意識的形式)〔一〕」阿部ふく子/渡邉京一郎訳
アレクサンドル・コイレ「ヘーゲルの言語と専門用語についてのノート」小原拓磨訳
ゲルハルト・クリューガー「カントの批判における哲学と道徳(五)」宮村悠介訳
編集後記
★立木康介さん(共訳:ネグリ『芸術とマルチチュード』)
★廣瀬純さん(著書『絶望論』、共著『闘争のアサンブレア』、訳書:ヴィルノ『マルチチュードの文法』、共訳:ネグリ『芸術とマルチチュード』)
★佐藤嘉幸さん(共訳:バトラー『自分自身を説明すること』『権力の心的な生』)
2018年5~6月にかけて京都大学人文科学研究所で開催された「人文研アカデミー連続セミナー〈68年5月〉と私たち」で発表された10名の論考を収録した論文集『〈68年5月〉と私たち』に寄稿されています。佐藤嘉幸さんは「ドゥルーズ=ガタリと〈68年5月〉(1)――『アンチ・オイディプス』、『千のプラトー』をめぐって」、廣瀬純さんは「ドゥルーズ=ガタリと〈68年5月〉(2)――「〈68年5月〉は起こらなかった」読解」、 編者をつとめる立木康介さんは「〈68年5月〉にラカンはなにを見たか」と「あとがき」を担当されています。なお、同書の巻頭には35頁にわたり、故・西川長夫さんが撮影された〈68年5月〉のカラー写真が多数収められています。
〈68年5月〉と私たち――「現代思想と政治」の系譜学
王寺賢太/立木康介編
読書人 2019年4月 本体3,600円 A5判上製324頁 ISBN978-4-924671-37-9
帯文より:「左派も、一枚岩ではない。別の未来を切り開くために、決して単純ではなかった歴史と理論の結び目に、もう一度立ち返らなければならない」(千葉雅也)。50年の時の隔たりと政治的・文化的流行の盛衰を超えて、〈68年5月〉の出来事と同時代の思想の双方に触発されながら、現在について考える―― 。2018年5月、京都大学人文科学研究所で行われた連続セミナー(全10回)の全記録。〈68年5月〉は今、私たちに何を問うているのか。フランス現代思想、政治、哲学、精神分析、歴史、エピステモロジー…… 、10名の論者が、それぞれの専門領域から思考する。
★ジャック・デリダさん(著書『条件なき大学』)
『Psyché : inventions de l'autre, tome 2』(Galilée, 2003)の訳書がついに刊行されました。目次詳細は書名のリンク先でご確認いただけます。70年代後半から80年代の主要論考16篇を収録した第Ⅰ巻は2014年6月に刊行済です。
プシュケー――他なるものの発明(Ⅱ)
ジャック・デリダ著 藤本一勇訳
岩波書店 2019年3月 本体8,700円 A5判上製576頁 ISBN978-4-00-024690-3
帯文より:デリダが希望を込めた投壜通信。「ハイデガーの手」「いかに語らずにいられるか」「不時のアフォリズム」ほか、全12篇を収録。いかに脱構築を受け継ぐか。
★アントニオ・ネグリさん(著書『芸術とマルチチュード』)
ネグリさんの最初期作『Descartes politico o della ragionevole ideologia』(Feltrinelli, 1970)の訳書がこちらもついに刊行です。目次詳細は書名のリンク先でご覧いただけます。なお、manifestolibriから2007年に原著が復刊された際に付された新たな序文は訳出されていません。
デカルト・ポリティコ――政治的存在論について
アントニオ・ネグリ著 中村勝己/津崎良典訳
青土社 2019年4月 本体3200円 四六判上製254+134頁 ISBN978-4-7917-7149-3
帯文より:ネグリ思想の原点。世界を震撼させたベストセラー『〈帝国〉』『マルチチュード』へと連結する、ネグリの幻の出世作。不在とされたデカルトの政治思想を、彼の形而上学のなかに大胆に読み込んで抉り出し、哲学者デカルトによる〈ブルジョア〉即ち市民のための哲学的急進主義として甦生させる。ネグリの可能性が横溢する野心的論考。
★宮﨑裕助さん(共訳:ド・マン『盲目と洞察』)
新潟大学大学院現代社会文化研究科/人文学部哲学・人間学部会による『知のトポス』第14号が刊行され、宮﨑さんは編集長として共訳と編集後記を寄せておられます。同号はいずれ「人間学ブログ NINGENGAKU Blog」にてPDFが各論文ごとに無償配布されるだろうと思われます。第14号の目次は以下の通りです。
スタンリー・カヴェル「近代哲学の美学的諸問題」宮﨑裕助/高畑菜子訳
ヨハネス・ローマン「西洋人と言語の関係(言述における意識と無意識的形式)〔一〕」阿部ふく子/渡邉京一郎訳
アレクサンドル・コイレ「ヘーゲルの言語と専門用語についてのノート」小原拓磨訳
ゲルハルト・クリューガー「カントの批判における哲学と道徳(五)」宮村悠介訳
編集後記
★立木康介さん(共訳:ネグリ『芸術とマルチチュード』)
★廣瀬純さん(著書『絶望論』、共著『闘争のアサンブレア』、訳書:ヴィルノ『マルチチュードの文法』、共訳:ネグリ『芸術とマルチチュード』)
★佐藤嘉幸さん(共訳:バトラー『自分自身を説明すること』『権力の心的な生』)
2018年5~6月にかけて京都大学人文科学研究所で開催された「人文研アカデミー連続セミナー〈68年5月〉と私たち」で発表された10名の論考を収録した論文集『〈68年5月〉と私たち』に寄稿されています。佐藤嘉幸さんは「ドゥルーズ=ガタリと〈68年5月〉(1)――『アンチ・オイディプス』、『千のプラトー』をめぐって」、廣瀬純さんは「ドゥルーズ=ガタリと〈68年5月〉(2)――「〈68年5月〉は起こらなかった」読解」、 編者をつとめる立木康介さんは「〈68年5月〉にラカンはなにを見たか」と「あとがき」を担当されています。なお、同書の巻頭には35頁にわたり、故・西川長夫さんが撮影された〈68年5月〉のカラー写真が多数収められています。
〈68年5月〉と私たち――「現代思想と政治」の系譜学
王寺賢太/立木康介編
読書人 2019年4月 本体3,600円 A5判上製324頁 ISBN978-4-924671-37-9
帯文より:「左派も、一枚岩ではない。別の未来を切り開くために、決して単純ではなかった歴史と理論の結び目に、もう一度立ち返らなければならない」(千葉雅也)。50年の時の隔たりと政治的・文化的流行の盛衰を超えて、〈68年5月〉の出来事と同時代の思想の双方に触発されながら、現在について考える―― 。2018年5月、京都大学人文科学研究所で行われた連続セミナー(全10回)の全記録。〈68年5月〉は今、私たちに何を問うているのか。フランス現代思想、政治、哲学、精神分析、歴史、エピステモロジー…… 、10名の論者が、それぞれの専門領域から思考する。