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注目新刊:『ジャック・デリダ講義録 死刑Ⅰ』白水社

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★ジャック・デリダさん(著書:『条件なき大学』)
★高桑和巳さん(訳書:アガンベン『バートルビー』『思考の潜勢力』、共訳:ボワ/クラウス『アンフォルム』)
「ジャック・デリダ講義録」の最新刊『死刑Ⅰ』が先月末、白水社さんより上梓されました。1999年12月8日から2000年3月までに11回分の講義が収められています。2000~2001年度に当たる『死刑Ⅱ』は郷原佳以、佐藤嘉幸、西山雄二、佐藤朋子の四氏により白水社から続刊予定だそうです。なお、同講義録ではすでに『獣と主権者Ⅰ』(西山雄二/郷原佳以/亀井大輔/佐藤朋子訳、白水社、2014年11月)と『獣と主権者Ⅱ』(西山雄二/亀井大輔/荒金直人/佐藤嘉幸訳、白水社、2016年6月)が刊行されています。



ジャック・デリダ講義録 死刑Ⅰ
ジャック・デリダ著 高桑和巳訳
白水社 2017年6月 本体7,500円 A5判上製422頁 ISBN978-4-560-09803-5

帯文より:「私は、単にして純な、最終的な死刑廃止に投票します。」──このヴィクトール・ユゴーの声を力強く響かせながら、残酷さ、血、例外、恩赦、主権、利害……極刑のはらむ概念について、憲法や条約、文学作品とともに明解に問い直されてゆく哲学のディスクール! 死刑存廃論の全体を脱構築してゆく、政治神学‐死刑論。


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