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5月末新刊:ソシュール『伝説・神話研究』

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2017年5月31日取次搬入予定 *人文・現代思想・言語学


伝説・神話研究
フェルディナン・ド・ソシュール著 金澤忠信訳
月曜社 2017年5月 本体3,400円 A5判上製248頁 ISBN978-4-86503-043-3


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北欧伝説の変遷やルクレーティウスの詩を分析する神話学者としてのソシュール。草稿群に加えて、大学生時代のドイツ留学期の書簡や、さらに遡る17歳の折にイラストを添えて描いた空想冒険譚を初訳する。言語学者と並走する「もう一人のソシュール」が明らかになる。シリーズ・古典転生、第15回配本、本巻13。


目次:
北欧の伝説と説話――ジークフリートからトリスタンまで
身体の始原空〔カオス〕、語の場〔コーラ〕――—愛の幻惑をめぐるルクレーティウスの11詩行
ライプツィヒからの手紙(1876‒1880年)
ポリティキュスの冒険


フェルディナン・ド・ソシュール(Ferdinand de Saussure, 1857-1913):スイスの言語学者。近代言語学の父と呼ばれる。生前は印欧歴史比較言語学の大家として知られる。死後出版の『一般言語学講義』(1916年)が20世紀後半の記号論および構造主義の理論的基盤となり、言語学だけでなく隣接諸科学にも多大な影響を与えた。


金澤忠信(かなざわ・ただのぶ):1970年生まれ。香川大学准教授。著書に『ソシュールの政治的言説』(月曜社、2017年)、訳書にジャン・スタロバンスキー『ソシュールのアナグラム』(水声社、2006年)などがある。


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