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月曜社12月新刊:本橋哲也『鈴木忠志の演劇ーー騙(かた)る身体と利賀(とが)の思想』

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2024年12月12日取次搬入予定:芸術・演劇


鈴木忠志の演劇――騙(かた)る身体と利賀(とが)の思想
本橋哲也(著)
月曜社 本体2,400円 46判並製320頁(天地188mm×左右130mm×束幅21mm、重量350g) ISBN:978-4-86503-198-0 C0074


富山県利賀村を拠点とする劇団SCOTを主宰し、演劇の実践をとおして、同時代を生きる人間像を描き、世界水準の舞台を作り続けている演出家・鈴木忠志。その仕事を、「利賀から世界へ」を主題とする〈理論編〉と、代表的舞台を身体(演技)、言語(戯曲)、集団(劇団)、空間(劇場)、思想(歴史)というテーマのもとに詳細に分析した〈作品編〉とによって検証する。ポストコロニアリズムとシェイクスピア演劇研究の第一人者による力作批評。上演写真などカラー32点掲載。


目次
序 戦後文化人としての鈴木忠志
第一部 理論編――東京から利賀へ、利賀から世界へ
 第一章 「タリア賞」と「シアター・オリンピックス」
 第二章 先行研究と本書の視座
 第三章 スズキ・トレーニング・メソッド
 第四章 五つのテーゼとプロブレマティーク
第二部 作品編――鈴木演劇を問う
 第五章 身体――演技とは何か(『エレクトラ』)
 第六章 言語――戯曲とは何か(『リア王』『シラノ・ド・ベルジュラック』『サド侯爵夫人(第二幕)』)
 第七章 集団――劇団とは何か(『ディオニュソス』)
 第八章 空間――劇場とは何か(『シンデレラ』)
 第九章 思想――歴史とは何か(『トロイアの女』『講談・からたち日記由来』『世界の果てからこんにちはⅠ』『世界の果てからこんにちはⅡ』)
結 利賀ふたたび
付録
 1 鈴木忠志略年譜
 2 鈴木忠志構成・演出作品 初演年譜
 3 本書で分析対象とした舞台作品の出演者リスト
 4 鈴木忠志主要著作一覧(単行本のみ)
 5 鈴木忠志関連書籍一覧(単行本のみ)
あとがき
初出原稿発表先リスト



本橋哲也(もとはし・てつや):1955年生まれ。東京経済大学教授。著書:『本当はこわいシェイクスピア』(講談社選書メチエ、2004年)、『ポストコロニアリズム』(岩波新書、2005年)、『侵犯するシェイクスピア』(青弓社、2009年)、『思想としてのシェイクスピア』(河出ブックス、2010年)ほか。訳書:レベッカ・ウィーバー=ハイタワー『帝国の島々』(法政大学出版局、2020年)ほか多数。


※アマゾン・ジャパンにて予約受付中。


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