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森山大道『犬と網タイツ』『ニュー新宿』重版出来

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★森山大道さん(写真集:『新宿』『新宿+』『ニュー新宿』『大阪+』『パリ+』『ハワイ』『NOVEMBRE』『にっぽん劇場』『何かへの旅』『オン・ザ・ロード』『カラー』『モノクローム』『犬と網タイツ』)

好評既刊書2点の重版ができあがりました。

『犬と網タイツ』2刷:2016年8月8日出来
『ニュー新宿』2刷:2016年8月10日出来

また、「ニューヨーク・タイムズ」紙2016年8月1日付「レンズ:写真、映像、映像報道」欄に森山さんのエッセイの英訳「In Shinjuku, ‘Blade Runner’ in Real Life」が掲載されました。文末に「This essay has been adapted from “Daido Tokyo,” by Daido Moriyama. Used by permission of Getsuyosha Limited. Reproduced by arrangement with Thames & Hudson Inc.」と書かれていますが、これは今年5月にテムズ&ハドソン社から今春刊行された写真集『Daido Tokyo』に掲載されたもので、弊社刊『通過者の視線』(月曜社、2014年)に収録されたエッセイ「新宿」の抄訳となっています。初出は『新宿』(月曜社、2002年)の付録としてでした。ちなみに同書は八重洲BC本店4F人文書売場(TEL:03-3281-8204)にて1冊だけ在庫しており(「月曜社フェア」終了後に継続展開していただいています)、もちろん付録付なので、ご興味のある方はお早目にお問い合わせください。版元品切のレア本で店頭在庫があるのは同店のみとなります。

なお、テムズ&ハドソン版『Daido Tokyo』は、月曜社版では『カラー』や『犬と網タイツ』と重複していますが、未収録のものもあります。アマゾン・ジャパンで購入することもできます。

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※月曜社フェア@八重洲BC本店は終了していますが、『新宿』や『羅独-独羅学術語彙辞典』など、一部の絶版本は扱いを継続していただいています。詳しくはお店にお問い合わせください(TEL:03-3281-8204)。
※なお、哲学書房版『羅独-独羅学術語彙辞典』を店頭でご確認のうえお買い求めになりたいお客様はぜひ八重洲BC本店、丸善丸の内本店、ジュンク堂書店池袋本店をご利用下さい。弊社での直販も継続しております。


★竹田賢一さん(著書『地表に蠢く音楽ども』)
静岡県藤枝市で来週行われる次のイベントにご出演されます。

◎『世界の断崖で九条を叫ぶ』 howling the CUJO on the edge of the world.

会場:すぎ石彫工房いっとう小さな私美術館(静岡県藤枝市瀬戸ノ谷、藤枝・不動峡・杉村孝作業場「9条の碑(いしぶみ)」前)

正午開始:終了時間未定
雨天決行:激烈な荒天の場合は中止
観覧無料:チップインスタイル(集まったお金の一部は「9条の碑」支援金に使わせていただきます)

出演:
遠藤隆幸 ディジュリドゥ奏者
鈴木大治 言触(演劇)
イシデタクヤ 舞踏
youth of kawamukou パンクス
竹田賢一 エレクトリック大正琴・思想家
杉村孝 「9条の碑」制作者・石彫刻家

企画制作:ユーコ・あくび

※駐車場はありますが、出来るだけ相乗りでお越し下さい。駐車場の誘導はありません。車両移動にはご注意下さい。トイレは駐車場にあります。飲食の販売はありません。予約不要ですが、事前にお知らせいただけると幸いです。

内容:この道の先が断崖ならば、今わたしに何ができるのか、あるいは何をすべきなのか。世界が灰と瓦礫に化すのが定めならば、わたしは何ができるのか、あるいは何をしたいのか。石に刻まれた言葉は死者たちの「呪詛」なのか、それとも扉を開く「祝詞」なのか。わたしは抗うことができるだろうか、誇り高く不屈の民を自認し続けられるだろうか。2015年8月15日、藤枝市滝ノ谷の不動峡で「9条の碑(いしぶみ)」が披露された。藤枝市在住の石彫刻家・杉村孝が「不戦」を祈願して、一年をかけて製作した、高さ約3メートル、重さ約5トンの石彫刻である。幼少期に戦争を体験している杉村は、「9条の碑」を未来に伝える石の手紙として誰もがいつでもみられるように、静岡県下の公有地での建立を目指したが、いずれの行政機関もこれを受け入れず、いまだに設置先は定まっていない。小笠原諸島が日本に返還された1968年、杉村孝は硫黄島の通称すり鉢山で、戦没者慰霊碑建立作業に参加した。現地で戦争の悲惨を聞き、地下壕に残された日本軍のおびただしい遺留品を手にとった。誰に要請されるでもなく、杉村は米軍が上陸した東海岸の岩場に「延命地蔵菩薩」を彫った。道具袋には暗黒の地下通路の中でひろった「錆びた銃剣」が入っていた。二十年後、杉村は不動峡の絶壁に八年を費やして巨大な不動明王座像を刻んだ。磨崖仏の下を流れる滝ノ谷川は、東日本大震災犠牲者の鎮魂を願う杉村が、極寒の中で滝つぼに身を沈める「表現」を行った清流である。「9条の碑」は、この渓流を遡った杉村孝の作業場にある。「9条の碑」に落ちる雨粒は、滝ノ谷川を流れ、駿河湾に流れ込み、海は硫黄島に続く。空襲に恐怖した八歳の杉村と、地下道の何百体という遺骨に涙した三十一歳の杉村が、七十八歳の杉村の前に在る。この国の誰かが拒絶した「9条の碑」の中に居る。

声は消える、音は消える、舞踏は消える。
だが「石に刻んだ言葉」は残る。
もし今その意味が判らなくても、
百年後にその意味が判るかもしれない。
もし今その意志を皆が棄ててしまっても、
千年後に誰かがその意志を継いでくれるかもしれない。

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★鵜飼哲さん(共訳:ジュネ『公然たる敵』)
市民アートサポートICANOF(イカノフ)さんの2016年度(第14回)企画展『赤城修司+黒田喜夫 ——— 種差デコンタ2016』にご出演されます。

◎デコンタ・フォーラム 2:[種差とカリオキバ]
日時:2016年8月27日(土)
場所:アメリカンダイナー Rody's 2F(八戸市十六日町21/TEL:0178-71-2933)
※要ワンドリンク代・定員80名・申込不要

プログラム:
13時~:倉石信乃講演『孤島論 ——— 土の深浅』
13時半~:矢野静明・金村修・赤城修司ほか『写真と絵画のグリスマ(glissement)』
14時半~:鵜飼哲講演『空想の笑い ——— 黒田喜夫の詩的方法の探求』
15時45分~17時45分:クロストーク#2『ツヅボウないしはツチボウ:地中の武器』出席:飴屋・山川・椹木・露口・八角・鵜飼、ほかトーク講師陣

内容:災源から60キロ圏に住む福島市民 赤城修司によるツイッター写真「除染土仮置場:デコンタ(DeContaminant)」展示にいま、山形出自・没後30年の忘れられた前衛詩人 黒田喜夫による「飢餓の思想:地中の武器」が甦る。とすれば、美術批評家 椹木野衣による「赤城論」と文学思想家 鵜飼哲による「黒田論」が炸裂する開幕トーク《デコンタ・フォーラム》も見逃せないはず。「畳を剥がし根太を切りひと掴みの種を蒔き、ここがわたしたちの土地よ」と、母たちはウタいウッタう、水位を増す種差(たねさし)岸礁で。低線量型〈種差(しゅさ)変異〉の野兎たちもウッテウつ「破れた袋から螢烏賊に似た軟体がうようよ、みんなあなたの種よ、貪婪だわ」と。ミンナアナタノ蒔イタ種? 「おお!本望だわ」。そこに失踪せる死者たちの隷属・統治を拒む〈断種のエロス〉を看破しうるなら。(豊島重之)

主催:市民アートサポートICANOF/共催:八戸市美術館
キュレーション:豊島重之(ICANOF)
協賛:南部電機(株)、番丁庵、(株)キタムラ、(株)惣門
後援:八戸学院大学・八戸学院短期大学 地域連携研究センター、東奥日報社、デーリー東北新聞社、青森放送、青森朝日放送、BeFM、(公社)八戸観光コンベンション協会、八戸市文化協会
問合せ:ICANOF事務局 090-2998-0224


★毛利嘉孝さん(著書:『文化=政治』、共訳:クリフォード『ルーツ』、ギルロイ『ブラック・アトランティック』)
ご高著『文化=政治』(月曜社、2003年、品切重版未定)が、SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)の皆さんによる「“今”を生き抜くための102冊」の1冊に選定されています。同リストはSEALDsのウェブサイトよりダウンロード可能です。

◆「SEALDs BOOKS SELECTION:“今”を生き抜くための102冊」
第一弾「基本選書15冊」に続く、選書プロジェクト第二弾です。“今”と向き合い、考え、他者と話し合うために、この社会に生きる人々と共有したい102冊です。私たちは半年間かけて、数百冊の候補の中から議論を重ね選書し、リストをつくりました。一冊一冊、レビューを付けて、ポスターにしました。ぜひ、ご覧下さい。

日本には社会を考えたり人間を考えたりする時に、読むべき素晴らしい本がたくさんあります。図書館や学校や地域文庫で書店で、そんな本を手渡してくれる「おとな達」がいて、私たちは本に興味を持ち、本が好きになりました。本からは、これからの社会をより良くする手掛かりを見つけることができます。本の中の言葉を共有することで、人と話し合うことが可能になります。本は、言葉を通して人と人とを結び、平和的に共存する社会を作っていく、大切なものです。私たちは学び、そして行動します。

【図書館員の方へ】:ポスターやリストを、図書館の掲示板や片隅に置いて頂けないでしょうか。A4サイズなので、ラミネート加工してリングを通して頂くこともできます。また、図書館で展示を企画して頂けたらと願っています。その時に、私たちの102冊選書が、なんらかの形で役に立てば幸いです。何か疑問などがございましたら、SEALDs選書班(sealdssensyo@gmail.com)までご連絡ください。

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