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「図書新聞」にラミング『私の肌の砦の中で』の書評

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弊社5月刊、ジョージ・ラミング『私の肌の砦の中で』(吉田裕訳)の書評「作家が育った二十世紀前半のバルバドスの社会状況が反映――今年はカリブ海の翻訳小説の当たり年だ」が「図書新聞」2019年10月19日号1面に掲載されました。評者は大辻都さんです。「本書はポストコロニアル批評で知られるジョージ・ラミングの小説第一作である。自伝的要素も多く、作品には作家が育った二十世紀前半のバルバドスの社会状況が反映しているようだ。今年は本書のほか、ジョゼフ・ベル『黒人小屋通り』、マーロン・ジェイムズの『七つの殺人に関する簡素な記憶』、そしてエドゥアール・グリッサンの『第四世紀』など新旧取り混ぜ、久しぶりにカリブ海の翻訳小説の当たり年だと言える。未体験の読者はこの機会に手にとり、カリブ世界を体感してみてはどうだろうか」とご紹介いただきました。

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