京都大学生協の書評誌「綴葉」352号(2016年11月)に、弊社7月刊、ウォルターズ『統治性』の書評「フーコーを使う、理論を使う」が掲載されました。評者はぷよまるさんです。「フーコーの理論を「知る」ことと、それを「使う」こととの間にあるギャップ。これを埋める手助けをしてくれるのが本書『統治性』である。統治性という主題はフーコーの議論においてきわめて断片的に現れたに過ぎないが、英語圏では統治性研究という一領域として確立するほどの研究蓄積がある。本書はその名の通り統治性に的を絞った内容だが、理論の「適用主義」に警鐘を鳴らす議論は汎用性が高い。経験的研究に理論を活かそうとする、すべての人に読んでほしい一冊である」と評していただきました。同誌は誌名のリンク先でPDFがダウンロードできます。充実した投稿誌で活気を感じます。
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